大谷翔平、敵地さえ熱狂させた決定的瞬間は「もはや芸術だ」 マイアミを魅了した3日間
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、7日(日本時間8日)まで行われたマーリンズとの3連戦で、2本塁打を含む11打数4安打4打点、5得点4四球1盗塁。打率.364と大活躍。敵味方関係なく現地のファンを魅了し、多くの名場面を生み出した。

お得意マーリンズ3連戦で大暴れ
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は、7日(日本時間8日)まで行われたマーリンズとの3連戦で、2本塁打を含む11打数4安打4打点、5得点4四球1盗塁。打率.364と大活躍。敵味方関係なく現地のファンを魅了し、多くの名場面を生み出した。
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○初戦、今季MLB最速弾
5日(同6日)の初戦、大谷は、サイ・ヤング賞に輝いた実績のあるサンディ・アルカンタラ投手から今季9号となる2ランを放った。注目はその打球速度。117.9マイル(約189.7キロ)で、今季MLB最速の一発だった。
試合を中継した米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席では、解説のエリック・キャロス氏が「打球が強烈すぎます。フェンスを越えなかったら、フェンスを突き抜けていたでしょうね。118マイルですよ」と仰天していた。
大谷はこの試合で4打数1安打2打点。7-4の勝利に貢献した。
○第2戦、MLB今季最速「10-10」到達
6日(同7日)の第2戦、大谷は1-2で迎えた6回に2戦連発となる10号同点ソロ。右翼2階席中段までかっ飛ばした打球に、球場は敵味方なく熱狂した。
球団公式Xは、打った直後に大谷が披露した、美しいバットフリップを切り取った1枚を公開。文面に「アート」と記された投稿には、日本のファンも「もはや芸術」「かっけえな。印刷しようかな」と魅了されていた。
大谷はこの試合、5打数2安打2打点の活躍もチームは延長10回に4-5で敗れた。
○第3戦、今季4本目の三塁打
7日(同8日)の第3戦、大谷は、登板直後の2番手左腕ギブソンから右中間へ強烈なヒット。打球がフェンスまで転がる間に快足を飛ばし、三塁まで到達した。スタンドからは敵味方を問わず大歓声。その後、3番フリーマンのタイムリーで先制のホームを踏んだ。
米フロリダ州地元局「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク・フロリダ」の中継では、「ケード・ギブソンに無礼な挨拶をしたショウヘイ・オオタニが今季4本目の三塁打をマークしました」と、メジャー登板2度目のギブソンに同情していた。
大谷はこの試合、2打数1安打2得点、四球3つを含め、4度出塁し、10-1で大勝したチームに貢献した。
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ドジャースは8日(同9日)から同地区ライバルのダイヤモンドバックスと敵地で4連戦。第1戦は山本由伸投手が先発予定だ。
(THE ANSWER編集部)