大谷翔平、特大10号も「どこまで飛んでも一緒なので」 日本人最多7度目の2ケタHR サヨナラ負けに「勝ちたかった」
米大リーグ・ドジャースは6日(日本時間7日)、敵地マーリンズ戦に4-5で敗れた。延長タイブレークに突入。4-4の10回裏の守りでは内野5人シフトで失点を防ぎにかかったが、及ばなかった。「1番・DH」で出場した大谷翔平投手は10号ソロを含む5打数2安打2打点の活躍。試合後の取材にも応じ、「早めに点が取れれば違ったのかなと思う」と振り返った。

マーリンズ戦
米大リーグ・ドジャースは6日(日本時間7日)、敵地マーリンズ戦に4-5で敗れた。延長タイブレークに突入。4-4の10回裏の守りでは内野5人シフトで失点を防ぎにかかったが、及ばなかった。「1番・DH」で出場した大谷翔平投手は10号ソロを含む5打数2安打2打点の活躍。試合後の取材にも応じ、「早めに点が取れれば違ったのかなと思う」と振り返った。
6回に右翼席へ豪快な10号ソロを放った大谷。2戦連発で、メジャーでは5年連続、7度目となる2ケタ本塁打をマークした。松井秀喜氏に並び、日本人最多となる。7回にも同点タイムリー二塁打を放ったが、チームは延長10回にサヨナラ負け。表の攻撃で二塁走者の大谷を返すことが出来なかった。
試合前には主力のテオスカー・ヘルナンデス外野手が負傷者リスト(IL)入り。大谷は試合後の囲み取材で、怪我人が続出しているチーム状況について「全員が最後までケガなくできればそれに越したことはないですけど、長いシーズンなのでそういう時はくる。そういう意味では今日は勝ちたかった。もう少し早めに攻めながら点数を取れれば違ったのかなと思います」と語った。
直近7戦4発と状態が上がってきた。「バランス良く立ち、後は自分の体に任せている形。もちろんそういう打席が毎回多いわけではないですし、シチュエーションによってセンターに狙うのか、引っ張るのか、工夫次第でヒットの確率は上がると思う」と語った。
10号アーチは2階席に飛び込む122.8メートル弾。特大の一発だったが、本人は「ああいうホームランはなかなか毎回打てるというわけでもないですし、求めていくとバッティングの幅自体が狭くなる。基本的にはホームランになるようなスイングはしますけど、どこまで飛んでも一緒なので。いいバッティングが出来れば必然的にギリギリでもホームランになってくれるボールは増えるのかなと思う」と語った。
本塁打とタイムリーはともに同点打になった。ただ9回に一ゴロに倒れた打席について「強いて言うなら、最後の打席は出塁に重きを置いて。もちろん長打で二塁まで行ければいいですけど、丁寧に丁寧に打席を作っていってもよかったかなと。間違いではなかったと思いますけど、それでもよかったかなと」と振り返った。
(THE ANSWER編集部)