大谷翔平へ、敵地マイアミで届いた69文字の日本語 10歳少年、Google翻訳使い懸命「いつかあなたのように」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地マーリンズ戦に「1番・DH」で出場。マイアミのローンデポ・パークには、創意工夫を尽くして大谷へ愛を伝えようとするファンが登場した。10歳のホセ・ヌニェス・ガルシアくんはGoogle翻訳に頼りながら日本語でメッセージをしたためた。

敵地マーリンズ戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地マーリンズ戦に「1番・DH」で出場。マイアミのローンデポ・パークには、創意工夫を尽くして大谷へ愛を伝えようとするファンが登場した。10歳のホセ・ヌニェス・ガルシアくんはGoogle翻訳に頼りながら日本語でメッセージをしたためた。
漢字、ひらがな、カタカナ。馴染みのない69文字に思いを込めた。試合前のローンデポ・パーク。一塁側の客席に、大谷のユニホームを着て画用紙を掲げる少年を見つけた。日本語で「こんにちは。私はあなたの足跡をたどります。私はピッチャーとキャッチャーです。いつかこのフィールドで活躍したいと思っています。サインをいただけますか?」と紙幅いっぱいに力強く書き込まれている。
大谷愛をつづったのはメキシコ出身のガルシアくん。より思いが伝わるようにとGoogle翻訳を使って日本語を学んだ。母と一緒にフロリダ州デルレイビーチの自宅から車で1時間20分ほどかけてやって来た。4歳から野球を始め、現在は「ELEV8 Baseball」というアカデミーに通いながら、トラベルチームでプレーしている。
大谷の存在は「インスピレーション」。本人に会えたら「僕も二刀流をやっています。いつかあなたのようにこの場に立ちたいです」と伝えたいという。客席には他にも「大谷さん、野球ボールを送ってもらえませんか?」と日本語でプリントした紙を広げた少年も。練習を終え、ベンチに戻る大谷は笑顔で手を振りながらその前を通った。サインはもらえなかったが、きっと思いは伝わったはずだ。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)