TKO井上尚弥の衝撃データ「108/220」判明 ダウン後も着実、米記者が絶賛「最高のしめくくり」
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。この試合で記録していた驚異的なデータを米記者が紹介。絶賛している。

井上尚弥VSカルデナス
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)との4団体防衛戦に臨み、8回45秒TKO勝ちした。この試合で記録していた驚異的なデータを米記者が紹介。絶賛している。
米専門メディア「ボクシング・シーン」のランス・パグマイア記者は試合後、自身のXに「イノウエはパワーパンチ220発中108発を着弾させ、驚異的な49%を叩き出した。両者合計で752発を打ち合って256発を着弾、今週末に切実に求められていた最高の締めくくりをもたらした」とつづり、質、量ともに井上の能力の高さを示した。
井上は2回終盤、打ち終わりにカウンターの左フックを受け、まさかのダウンを奪われた。昨年5月のルイス・ネリ戦以来、試合ではアマチュア時代を含めて人生2度目のダウン。会場は騒然としたが、以降は多彩なパンチで猛攻に出た。7回は右ショート4連発を浴びせ、ダウンを奪取。8回にフラフラの相手を攻め立て、レフェリーストップを呼び込んだ。
世界戦通算23KOで歴代最多記録を77年ぶりに更新。4年ぶりに本場で戦い、世界のファンを熱狂させた。戦績は32歳の井上が30勝(27KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)2敗となった。
(THE ANSWER編集部)