バレー大阪MVが初代女王に王手 サーブ戦術で圧倒 主将・田中瑞稀「しっかり打とうと」
バレーボールの大同生命SVリーグ女子プレーオフ決勝第1戦が2日、東京・有明アリーナで行われ、大阪マーヴェラス(MV)がNECレッドロケッツ川崎に3-0で先勝した。レギュラーシーズン(RS)1位の大阪MVはサーブで同2位のNEC川崎を崩し、わずか1時間13分の完勝。新リーグの「初代女王」の座に王手をかけた。

SVリーグ女子プレーオフ決勝第1戦
バレーボールの大同生命SVリーグ女子プレーオフ決勝第1戦が2日、東京・有明アリーナで行われ、大阪マーヴェラス(MV)がNECレッドロケッツ川崎に3-0で先勝した。レギュラーシーズン(RS)1位の大阪MVはサーブで同2位のNEC川崎を崩し、わずか1時間13分の完勝。新リーグの「初代女王」の座に王手をかけた。
大阪MVの圧倒的な勝利だった。立ち上がりから田中瑞稀主将のサーブがさえた。サーブでNEC川崎自慢の攻撃力を封じ、サービスエースや箕輪幸の連続ブロックなどで8連続得点。25-14で第1セットを奪うと、第2セットも6-6から10連続ポイントで25-10と一方的、第3セットも25-21で競り合いを制した。

前身のVリーグから「世界最高峰のリーグを目指して」昨秋にスタートしたSVリーグ。VリーグラストシーズンはRS1位から最後にNECに敗れて優勝を逃している。昨年「一発勝負」で敗れた反省から今回はサーブで相手を崩す戦い方を徹底。「狙ったところにしっかり打とうと。気持ちだけだった」と田中は振り返った。
ファンヘッケが両チーム最多の13本のアタックを決め、箕輪はブロックで4点稼いだ。相手の得点源であるエース佐藤淑乃をアタック決定率20.51%の8得点に抑え込んだことが完勝を呼んだ。
もっとも、昨年悔しい思いをしているだけにチームに慢心はない。田中は「今日1試合取ったのは大きいけれど、まだ明日がある。しっかりと勝ち切りたい」。新リーグで意識していた「初代女王」に向けて、気を引き締めるように話していた。
(THE ANSWER編集部)