井上尚弥、3度目のラスベガス決戦へ「過去の教訓ある」 ファンサービスは「疲労はありながら…」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。2日(同3日)は会場近くのホテルで両者が会見。終了後には日本メディアの囲み取材に応じた。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。

井上尚弥VSカルデナス
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は4日(日本時間5日)、米ネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでWBA世界同級1位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行う。2日(同3日)は会場近くのホテルで両者が会見。終了後には日本メディアの囲み取材に応じた。興行はPrime Videoで独占生配信。戦績は32歳の井上が29勝(26KO)、29歳のカルデナスが26勝(14KO)1敗。
4団体と米専門誌「ザ・リング」のベルトを前に、井上は薄い色のサングラスをかけて登場した。挑戦者のカルデナス、セミファイナルを務めるWBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)、同級10位エドワード・バスケス(米国)と壇上に並び、「まずは、日本で見せるパフォーマンスをアメリカのお客さんにもしっかりお届けしたい」と意気込みを口にした。
フェイスオフではサングラスをかけたカルデナスと約17秒睨み合った。ただ、終えるとカルデナスは井上の背中を叩き、井上も余裕たっぷりに笑みを浮かべ、友好的なムードが漂った。
会見後には日本メディアの取材に対応。日本と違う到着イベントや会見も「自分の中で楽しめている。凄く調整もいい」と充実した表情で頷いた。2021年6月以来、3度目となる本場ラスベガスでの試合。海外開催は5度目だ。「過去2回で学んだことが多々ある。練習時間や食事などの教訓がある」。前回は午前中に練習を行ったが「なるべく試合の時間帯に近づけるように」と遅めの時間に変えた。減量についても「全く問題ない」と順調ぶりを強調した。
前日の到着イベントには300人以上の観客が集結。井上は退場時に出口付近で足を止め、グラブにサインするなど粋なファンサービスを行った。「(本場のファンの期待を)感じている。疲労はありながらも、そういったところに一つひとつ対応していきたいという思いが自分の中でもある」と声援を送ってくれる人たちへの思いを語った。
会見が行われたカジノホテル「MGM GRAND」の側面や、大通りに並ぶ電光掲示板には「怪物」と日本語で書かれた井上の巨大広告が登場。「凄い期待値を感じている。それだけの試合をお届けしたい」と高まる熱気に応えるファイトを約束した。
(THE ANSWER編集部)