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「大きな感動をありがとう」 天に召されたリバティアイランドに中内田厩舎が追悼 ファンも惜別の涙「本当にあなたは強かった」

香港で行われた競馬レースで、不慮の事故により予後不良となった2023年の3冠牝馬リバティアイランド(牝5)を管理した中内田充正調教師が厩舎公式HPを更新。「リバティアイランドにご声援いただいた皆様へ」としてメッセージをつづると、ファンからは「どうか安らかに」「涙腺崩壊です」など惜別の声が相次いでいる。

第28回秋華賞 リバティアイランドと川田将雅騎手【写真:産経新聞社】
第28回秋華賞 リバティアイランドと川田将雅騎手【写真:産経新聞社】

23年の3冠牝馬

 香港で行われた競馬レースで、不慮の事故により予後不良となった2023年の3冠牝馬リバティアイランド(牝5)を管理した中内田充正調教師が厩舎公式HPを更新。「リバティアイランドにご声援いただいた皆様へ」としてメッセージをつづると、ファンからは「どうか安らかに」「涙腺崩壊です」など惜別の声が相次いでいる。

 先月27日に行われたG1クイーンエリザベス2世カップに出走したリバティアイランドはレース中に左前脚を故障。予後不良の診断で、安楽死となった。中内田師は「数え切れないくらいのたくさんのご声援とご支持をいただいたファンの皆様に対し、追悼のお言葉を賜りましたこと、心より感謝いたしております」とファンや関係者へ感謝をつづった。

 続けて「私どもは日々、馬と寄り添い、馬から学び、競馬という勝負の世界と真摯に向き合っております。その中で起きた不幸な出来事は私どももまだしっかりと受け止めきれていないほどの悲しみが渦巻いている状況です」と、その心の内を語っている。

 同馬は2歳時に阪神JFを制しG1初制覇を果たすと、翌3歳時には史上7頭目の牝馬3冠を達成。同年のジャパンカップでは当時世界最強と謳われたイクイノックスに挑み2着となるなど、稀代の名牝として名を馳せた。師は「中内田厩舎の、そして日本競馬の歴史上の代表となる名牝に出逢えたことは本当に感謝しかありません」と改めて感謝しながらも、「牧場に繁殖としてお返しできなかったことがもっとも深くお詫びしなければならない現実と受け止めております」と謝罪した。

「最後に、リバティアイランド号へ。あなたは誰にでも優しい顔で、その愛くるしい瞳で可愛さを振りまき、競走では本当に強さ溢れる走りを見せてくれました。数え切れないくらいのファンの人たちを、そして、私たちスタッフに大きな感動をありがとう。リバティお嬢さん、本当にお疲れ様、安らかに」

 ラストに名牝への感謝をつづったメッセージには、X上の競馬ファンも反応。「本当にあなたは強かった。そして美しかった」「お嬢さんは最後まで立派でしたよ…どうか安らかに」「ずっとずっと忘れない心で生き続けるよ」「お辛い中優しく丁寧にかいてくださったんだなと痛いほど伝わるコメント」「最後のリバティアイランドへの言葉に涙腺崩壊です」など、感動と惜別の声が広がっている。

(THE ANSWER編集部)



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