米メジャー・シェブロン選手権の最終ホールでドラマ

　米女子ゴルフのメジャー初戦・シェブロン選手権は27日（日本時間28日）、米テキサス州のカールトンウッズ・クラブ（6911ヤード、パー72）で最終日を行った。首位から出た23歳の西郷真央（島津製作所）は通算7アンダーで並んだ5人のプレーオフに突入。1ホール目で優勝を決めた。後半、スコアを落としたところから奇跡の生還。プレーオフを決めた最終18番での気迫あふれる姿に、日本のファンが「気持ちが滲み出てる」「気合入るよなぁー」と驚いている。

　メジャー初制覇にかける気持ちがあふれ出た。最終18番パー5でバーディーチャンスに挑んだ西郷は、ボールがカップに沈むのを見ると右手を3度突き出した。さらにボールをカップから取り出すと、もう一度右手を握りしめ雄たけび。外したら終戦のラストプレー。このホールで首位に並び、プレーオフに持ち込んだ。

　全米女子プロゴルフ協会（LPGA）の公式Xが、この瞬間を動画で公開すると、日本のファンからは驚きのコメントが並んだ。

「気持ちが滲み出てるガッツポーズがカッコいい」
「気合い入るよなぁー」
「いやスゴい！！」
「粘りのパットをよく沈めましたね」

　5人でのプレーオフに突入すると、18番パー5で始まった1ホール目。西郷は3打目のアプローチできっちり寄せた。他の選手が次々と外す中、バーディーパットを沈め優勝を決めた。最終18番で追いつき、プレーオフを制す奇跡のような展開だった。