ドジャースVSパイレーツ

　米大リーグ・ドジャースは26日（日本時間27日）、本拠地でパイレーツに8-4で勝利した。「1番・DH」で先発した大谷翔平投手は5打数3安打、1打点1盗塁。不振からの復調を印象付け、チームの連敗を3で止める活躍だった。メジャー6試合目の佐々木朗希投手は5回2/3で5安打4奪三振、3四死球3失点。初勝利はお預けとなった。

　大谷は0-1の初回先頭、過去2本塁打など得意とする右腕ケラーから右中間へ二塁打。タッチアップで三塁に進み、テオスカー・ヘルナンデスの適時二塁打で同点のホームを踏んだ。第2打席は見逃し三振に倒れたが、2-3の5回1死走者なしから右翼線へ三塁打。フリーマンの右前適時打で再び同点のホームを踏んだ。

　さらに3-4の7回1死一塁、左腕ファーガソンから左中間へ同点適時二塁打。直後に三盗成功で今季6つ目の盗塁を決めた。しかし、なおも1死一、三塁からフリーマンが放った一ゴロの間にスタートを切っておらず。併殺が完成し、勝ち越しのチャンスで走塁ミスを犯した。それでも打線は8回にテオスカーの決勝ソロ、キケ・ヘルナンデスの3ランで突き放した。

　大谷は18日（同19日）に「父親リスト」入りで2試合を欠場。長女誕生後に復帰したが、前日までの4試合で16打数2安打の打率.125と不振に陥っていた。この日はパパ初打点＆初盗塁をマーク。今季打率は.277とした。

　佐々木は初球先頭打者アーチを浴びたが、その後はスプリットを軸に粘りの投球。2-1の5回は連打で無死二、三塁のピンチを招き、空振り三振で1アウトを奪ったが、続くクルーズに右前適時打で2-3と逆転された。打線の援護で3-3の同点に。5回2/3でメジャー最多の93球を投げ、5安打4奪三振、3四死球3失点で降板し、初勝利はお預けとなった。

　大谷は試合後に中継インタビューに応じ、「最近は打ててないのでいいきっかけになれば。毎日頑張りたい」とコメント。爆発した打線のこれまでの違いについて「チームの雰囲気自体が悪いことはもちろんないけど、勝ちがないと乗ってこないのかなと思う。そういう意味では全員が打っていい試合になったんじゃないかと思います」と表現した。