F1レッドブルは「間違った決断だった」 角田裕毅巡る動きをかつての恩師が批判「なぜなら彼は…」
自動車レースF1で唯一の日本人ドライバー・角田裕毅は今季途中で、レーシングブルズからトップチームであるレッドブルへ昇格を果たした。この移籍について、かつての恩師は最初から角田をレッドブルのドライバーとして起用すべきだったと主張している。

フランツ・トストが角田の速さに太鼓判
自動車レースF1で唯一の日本人ドライバー・角田裕毅は今季途中で、レーシングブルズからトップチームであるレッドブルへ昇格を果たした。この移籍について、かつての恩師は最初から角田をレッドブルのドライバーとして起用すべきだったと主張している。
ドイツのスポーツ専門局「Sport1」のインタビュー記事に登場したのはフランツ・トスト氏。2006年からレーシングブルズの前身であるトロロッソおよびアルファタウリの代表を務め、21年の角田デビュー時からサポートしてきた、いわば恩師のような存在だ。
23年末に代表を勇退し、現在はレッドブルの顧問を務めるトスト氏は、「フェルスタッペンのチームメイトとなるセルジオ・ペレスの後任に関しては、どのような助言をされたのですか?」という問いに対して「ユウキ・ツノダを起用しろと言った。彼には経験もスピードもあり、やり遂げることができる。その後どういう決定が下されたかは知っての通りだ」と断言している。
昨オフから昇格が噂されながらも角田はレーシングブルズに残留。代わりに昇格を果たした昨季の同僚、リアム・ローソンの不振に伴い、2戦が終了した後でのドライバー交代劇となった。トスト氏は「リアム・ローソンがわずか2戦で外され、結局ツノダになったことに驚きましたか?」という問いに「ノー。もちろん(驚くことは)なかった」と即答した。
続けて「(角田を最初から起用しなかったのは)間違った決断だった。なぜなら、ツノダはローソンよりもスピードがあって経験もある。議論の余地はないよ」とかつての共に戦った角田の活躍に太鼓判を押していた。
(THE ANSWER編集部)