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ボクシング日本王座を懸けた高校の“先輩後輩”対決 新王者は後輩・山口仁也「目指すは世界」

ボクシングの日本スーパーフライ級(52.1キロ以下)王座決定戦10回戦が22日、東京・後楽園ホールで行われ、同級1位・山口仁也(三迫)が同級2位・吉田京太郎(ワタナベ)に3-0の判定勝ち(96-93×2、95-94)した。東福岡高の“先輩後輩”対決。先輩に勝ち切り「うれしいです。ほっとした」と安堵した。戦績は25歳の山口が6勝(2KO)1分、27歳の吉田が6勝(3KO)4敗。

打ち合いを制し、歓喜した山口仁也【写真:澤田直人】
打ち合いを制し、歓喜した山口仁也【写真:澤田直人】

日本スーパーフライ級王座決定戦

 ボクシングの日本スーパーフライ級(52.1キロ以下)王座決定戦10回戦が22日、東京・後楽園ホールで行われ、同級1位・山口仁也(三迫)が同級2位・吉田京太郎(ワタナベ)に3-0の判定勝ち(96-93×2、95-94)した。東福岡高の“先輩後輩”対決。先輩に勝ち切り「うれしいです。ほっとした」と安堵した。戦績は25歳の山口が6勝(2KO)1分、27歳の吉田が6勝(3KO)4敗。

 先輩と激しく打ち合った。サウスポーの山口は一瞬の間があれば強烈な左ボディストレートをヒット。圧力をかけ、ダメージを蓄積させた。5回終了時の採点は2-1(48-47×2、47-48)でリード。6回はコーナーに詰め、1分以上の猛連打を浴びせた。フラフラの相手を構わずラッシュ。しかし、9回だ。コーナーに追い込んだが、激しく拳が交錯する間にワンツーを浴び、ダウンを奪われた。

「ダウンは嫌だったんですが、想定していたので立て直すことができた」。激戦の行方は判定に。勝ち名乗りを受け、「ホッとしたという気持ち」と2学年上の先輩と争った日本王座のベルトを大事そうに抱えた。東福岡時代の友人も多く駆けつけた会場は熱狂。新王者はリング上で「九州からもいっぱい応援に来てくれた。絶対に勝たないといけないと思っていた」と感謝を込めた。

 昨年10月、山口は重里侃太朗(志成)と引き分けたが、優勢点を得て挑戦権を得ていた。2025年3月、吉田と同門の高山涼深が王座返上。対戦相手は奇しくも高校の先輩になった。負けられないOB対決を制した山口は「もちろん目指しているのは世界です。指名戦をクリアして一歩一歩勝ち進んでいきたい」と世界王座を夢に描いた。

(THE ANSWER編集部)



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