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ジム初の日本王者誕生で涙「みっともない」 選手も会長も…小さなジムで闘った石井渡士也の激闘

勝って喜ぶ石井渡士也【写真:澤田直人】
勝って喜ぶ石井渡士也【写真:澤田直人】

射場会長が語る後悔「想いが強すぎた」

 23年10月に0-1で引き分けた同級王者・下町俊貴(グリーンツダ)戦以来、2度目のタイトル挑戦だった。射場会長曰く、責任感が強いだけに「下町戦は(石井の)想いが強すぎた。もっとセーブさせればよかった」と後悔があった。

 この日は冷静さを忘れず、石井は「下町戦は行き過ぎたのを押さえた」と大人のボクシングを展開。「4つ出たのがデカかった。迷ったけど最後に行くのが成長」と連打に胸を張った。射場会長への拍手を煽ったのは「ずっとやりたかったこと」と満足げ。会長は「練習でも先頭に立つ意識が強い。おかげでみんなが強くなった。今後は自分のために上を目指してほしい」と背中を叩いた。

 5月4日(日本時間5日)に米ラスベガスでの防衛戦を控えた世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のスパーリングパートナーを務めた。世界トップ中のトップの実力を肌で実感。次戦は津川龍也(ミツキ)との指名試合になる。「世界なんて、こんなんじゃ全然見えない。やるべきことをやっていきたい」。ジムの出世頭として初防衛を誓った。

(THE ANSWER編集部)



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