「3日間休むなんて…」 大谷取得で話題、父親リストに躊躇した日本人選手の体験「マイナーに落とすと思った」
米大リーグ(MLB)ドジャースの大谷翔平投手が取得して注目を浴びたMLBの産休制度について、元メジャーリーガーの川崎宗則氏が経験談を披露した。現役時代、日本のプロ野球では馴染みのない「父親リスト」入りを自らも取得。当時感じたMLBの風潮に言及している。

MLBの産休制度に注目
米大リーグ(MLB)ドジャースの大谷翔平投手が取得して注目を浴びたMLBの産休制度について、元メジャーリーガーの川崎宗則氏が経験談を披露した。現役時代、日本のプロ野球では馴染みのない「父親リスト」入りを自らも取得。当時感じたMLBの風潮に言及している。
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は20日、スポーツ番組「ABEMAスポーツタイム」を放送。番組では、大谷が長女誕生の際に取得したMLBの産休制度が取り上げられた。同制度は2011年から導入され、「父親リスト」に入ると最長で3日間戦列を離れることができる。
川崎氏は第一子誕生時にこの産休を取得。「監督やコーチも子供の入学式の日に試合を休むこともある。それぐらい『家族を優先しないとダメ』という風潮がある」と、当時を振り返った。
産休取得に対し当初は、戸惑いもあったという。「マイナーとメジャーを行ったり来たりしていたから、『3日間休むなんていやいやいや……。それだけ休んだら、マイナーに落とすだろ監督!』と思った」。それでも「監督は『そんなことしないから行ってこい』と言ってくれて、凄いなと思った」と語り、指揮官からの後押しに感銘を受けたことを明かした。
(THE ANSWER編集部)