卓球・伊藤美誠、中国でスポーツマンシップに絶賛の声 表彰式後に「これぞスポーツの素晴らしさ」
20日までマカオで行われていた卓球のシングルスで戦うITTFワールドカップ(W杯)で日本の伊藤美誠(スターツ)は準決勝で中国のサウスポー・蒯曼に敗れ、銅メダルに終わった。終了後、伊藤は笑顔で優勝した世界ランキング1位・孫穎莎との2ショットを撮影。インスタグラム上に投稿されると、中国メディアが紹介した2人の友情に、母国ファンから「これぞスポーツの素晴らしさ」「感動的だ」といった声が上がっている。

卓球ITTFワールドカップ
20日までマカオで行われていた卓球のシングルスで戦うITTFワールドカップ(W杯)で日本の伊藤美誠(スターツ)は準決勝で中国のサウスポー・蒯曼に敗れ、銅メダルに終わった。終了後、伊藤は笑顔で優勝した世界ランキング1位・孫穎莎との2ショットを撮影。インスタグラム上に投稿されると、中国メディアが紹介した2人の友情に、母国ファンから「これぞスポーツの素晴らしさ」「感動的だ」といった声が上がっている。
準々決勝で大藤沙月との日本人対決を制し、日本勢で唯一の4強入りを果たした伊藤。準決勝では伸び盛りの蒯曼にフルゲームの末に敗れ、決勝進出はならなかっものの、実力を示した大会となった。
伊藤のスタッフ公式インスタグラムは、表彰式後に銅メダルの伊藤と金メダルの孫穎莎が体を寄せ合い、笑顔での2ショット写真を公開。これを中国メディア「九派新聞」が注目し「日本の卓球選手伊藤美誠がSNSを更新し、孫頴莎とのツーショットを投稿して『表彰式後に、優勝した孫頴莎選手と いいスマイル』とコメントした」と伝えた。
同メディアは昨年10月のWTTチャイナスマッシュで両者が対戦した後の伊藤の談話に再脚光。「孫頴莎とはもっと若い時から対戦してきた。当時私は中学生だったけれど、同い年の選手の中にとても強い選手がいることを知った。その後、何度も対戦する機会があった。孫頴莎は若い時から現在まで何度も優勝し、オリンピックでは金メダルも手にして、本当に素晴らしい。彼女はもう、自分と同い年だとは思えないほど強くなった」と称えていたことを紹介した。
伊藤の孫頴莎へのリスペクトあふれる言動に、ネット上の中国ファンも感動。「試合では全力を尽くし、試合が終われば強者同士が互いに称えあう。これぞスポーツの素晴らしさ」「孫頴莎も伊藤美誠も本当にいい笑顔! 試合では競い合い、コートの外では友情を交わす。スポーツの魅力だ」「同い年の二人は互いの成長を見ながら過ごしてきた。そういう二人の気持ちは本当に得がたいものだと思う」「同い年の二人が競い合いながら成長してきたことも縁だけれど、互いに成果をあげているところが更に感動的だ」といった声が上がっている。
(THE ANSWER編集部)