[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

水谷隼、5年ぶりVならず 世界2位に奮闘も満足感なし「もっともっと強くなれる」

卓球の荻村杯ジャパンオープン(東京体育館)は最終日の18日、男子シングルス準決勝で世界ランキング6位の水谷隼(木下グループ)が同2位の樊振東(中国)に1-4で敗れ、4強敗退。5年ぶり2度目の優勝を逃した。勝った樊振東は決勝で世界ランク1位の馬龍(中国)と“世界1、2位対決”に挑む。

荻村杯男子単準決、日本勢唯一最終日生き残りも…中国の樊振東に1-4で4強敗退

 卓球の荻村杯ジャパンオープン(東京体育館)は最終日の18日、男子シングルス準決勝で世界ランキング6位の水谷隼(木下グループ)が同2位の樊振東(中国)に1-4で敗れ、4強敗退。5年ぶり2度目の優勝を逃した。勝った樊振東は決勝で世界ランク1位の馬龍(中国)と“世界1、2位対決”に挑む。

 第1ゲームは7-11、第2ゲームは6-11と相手の強打に後手に回ってしまった。第3ゲームはデュースに持ち込んだが、10-12。第4ゲームは再びデュースとなったが、粘って11-9で奪取。一矢報いたが第5ゲームを落とし、奮闘及ばなかった。

 水谷は「打ち合いにできたことは良かった。ただ、最初に2ゲーム落として悪い流れになってしまった。それでも、3ゲーム目も一度は追いついて、4ゲーム目もリードされたけど、逆転できた」と振り返った。序盤については「自分の出来が悪くて、相手も様子見という状態。自分がもっといいプレーをしたかった」と悔やんだ一方、4、5ゲーム目については「開き直ってプレーして、いいプレーができた。もっとノビノビとプレーできれば」と収穫を挙げた。

 1回戦でシュテーガー(ドイツ)に4-1、2回戦でカールソン(スウェーデン)に4-1と順調に勝ち進むと、準々決勝では世界選手権銅メダルの李尚洙(韓国)にフルゲームの末に4-3で逆転勝ち。日本勢で唯一大会最終日に残り、この日は大観衆から「水谷、頑張れ!」の大声援を受けていたが、ファイナルに進めなかった。

 世界選手権では2回戦で13歳・張本智和(エリートアカデミー)に大金星を献上し、日本勢が躍進した大会で引き立て役となってしまった男子のエースだが、地元開催でリオデジャネイロ五輪銅メダルの意地を見せた28歳。「モヤモヤがあって、うっ憤を晴らそうともって臨んでいた。今日も最後は相手にプレッシャーを与えられたし、修正ポイントが見つかった。それを直していけば、もっともっと強くなれるという手応えもある」と先を見据えた。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
UNIVAS
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集