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フリー自己新のりくりゅうに坂本花織がまさかの一言 三浦璃来が笑って明かす「大型犬の散歩って…」

フィギュアスケートの国別対抗戦は19日、東京体育館でペアのフリーが行われた。日本代表からは世界選手権優勝の“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が出場。自己ベスト(PB)の145.06点をマークし首位だった。演技後は疲労困憊の木原を三浦がリンクサイドまで引っ張る場面も。主将の坂本花織からは「大型犬の散歩」と言われたと笑って明かした。

国別対抗戦で演技する三浦璃来&木原龍一組【写真:中戸川知世】
国別対抗戦で演技する三浦璃来&木原龍一組【写真:中戸川知世】

フィギュア国別対抗戦

 フィギュアスケートの国別対抗戦は19日、東京体育館でペアのフリーが行われた。日本代表からは世界選手権優勝の“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が出場。自己ベスト(PB)の145.06点をマークし首位だった。演技後は疲労困憊の木原を三浦がリンクサイドまで引っ張る場面も。主将の坂本花織からは「大型犬の散歩」と言われたと笑って明かした。

 軽快なリズムに乗せて優雅に舞った。りくりゅうは冒頭の3回転ツイストを決めると、続けて2人揃っての3連続ジャンプも回転不足がありながら着氷。高さのあるリフトには歓声が沸き起こった。フィニッシュ後は2人ともリンクに手をつくほど。全力を出し尽くし、スタンディングオベーションを浴びた。

 演技後の取材で三浦は「今日は怪我なく、失敗しても笑顔で滑り切れたらいいねと話していた。ミスしても最後まで笑顔で滑り切ることができて本当に良かった」と納得の表情。木原は「フリーは練習量が世界選手権後から重ねられていなかったのが体力面に出てしまった」としつつ、「気持ちでカバーして、PBを更新できて本当に良かった。とにかく怪我しなかったのが一番」と振り返った。

 リンクサイドに向かう際、左手を膝について息を切らした木原の右手を三浦が引っ張っていく場面も。そのシーンについて聞かれた三浦は「ハハハ」と笑った後、「かおちゃん(坂本)に『大型犬の散歩』って言われました」と明かした。

 りくりゅうは18日のショートプログラム(SP)でも80.99点で自己ベストを更新。SP、フリー両方で首位に立ち、合わせて24ポイントを日本にもたらした。女子シングルのフリーを残し、92点の日本は103点の米国に次ぐ2位。3位のイタリアには15ポイント差をつけている。

 国別対抗戦は2014年ソチ五輪からの団体戦正式種目採用に先駆ける形で、09年から始まった。2年に1度、ISU(国際スケート連盟)主催の国際大会最終戦として行われる。ISU主要大会で獲得した世界ポイントランキングを合計した上位6か国が出場。今大会は日本、米国、イタリア、フランス、カナダ、初出場のジョージアが争う。

 選手構成は男女2名ずつにペアとアイスダンス1組ずつ。SP&RD、フリーでそれぞれ1位が12ポイント、2位が11ポイント……と得点が加算され、国ごとに選手のポイントを合算した総合獲得ポイントで順位が決まる。日本は12年、17年と過去2度の世界一に輝いている。

(THE ANSWER編集部)

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