「50-50」の昨季を超えるハイペース 大谷翔平の20試合を分析…“後半型”追い込みへ上々スタート
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発し、初回に先頭打者本塁打を放つなど5打数2安打2打点の活躍を見せた。この試合が今季20試合目。大リーグ史上初の「50-50」となる54本塁打、59盗塁という歴史的な成績を残した昨季と数字を比較しても、さらなる好成績も期待できそうだ。

開幕から20試合を昨季と比較すると…
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地ドジャースタジアムで行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発し、初回に先頭打者本塁打を放つなど5打数2安打2打点の活躍を見せた。この試合が今季20試合目。大リーグ史上初の「50-50」となる54本塁打、59盗塁という歴史的な成績を残した昨季と数字を比較しても、さらなる好成績も期待できそうだ。
大谷にとって昨季の20試合目は4月16日(同17日)のナショナルズ戦。この日までに打率.341、4本塁打、10打点、3盗塁を記録していた。シーズン1号が9試合目の4月3日(同4日)のジャイアンツ戦と生みの苦しみを味わう一方、5試合連続マルチ安打も記録するなど高打率を残していた。
一方、今季は80打数23安打で打率.288、6本塁打はリーグトップタイで、8打点、5盗塁。打率こそ.288にとどまるものの、本塁打と盗塁は昨年を超えるペースで記録している。気になるのは四球数の違い。昨季の7個に対し今季は倍近い12個で、相手バッテリーの警戒も高まっているのがうかがえる。
例年、大谷が得意とするのは6月以降の夏場で、昨年は5月に7本塁打、6月に12本塁打と数字を伸ばしていった。7月こそ6本塁打にとどまったものの8月が12本、9月が10本と、自身初のシーズン50発へ加速していった。
盗塁が増えたのは、左手を骨折したベッツに代わり、1番に入った6月後半以降。7月に12盗塁、8月に15盗塁、9月に16盗塁と最後までペースは衰えなかった。どちらかと言えば“後半型”の大谷。現在の成績を見れば上々のスタートを切ったと見てよさそうだ。
(THE ANSWER編集部)