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ドジャース右腕が感心した「クレイジーで奇妙」な山本由伸の集中法 独特練習に感銘「共感するところ」

米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は今季ここまで4試合に先発して2勝1敗、防御率1.23、28奪三振と好投を続けている。米メディアに出演した同僚右腕は「彼の一貫性には感銘を受ける」と発言。普段のトレーニングの様子を絶賛している。

ドジャースの山本由伸(右)とタイラー・グラスノー【写真:Getty Images】
ドジャースの山本由伸(右)とタイラー・グラスノー【写真:Getty Images】

タイラー・グラスノー投手が米メディアで言及

 米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は今季ここまで4試合に先発して2勝1敗、防御率1.23、28奪三振と好投を続けている。米メディアに出演した同僚右腕は「彼の一貫性には感銘を受ける」と発言。普段のトレーニングの様子を絶賛している。

 米野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」に出演したのは、タイラー・グラスノー投手。司会から「チーム内の誰かから、自分のスタイルに取り入れたいと思った事や、新たに学んだことはありますか」と問われると、「一人挙げるとしたら、ヤマモトが毎日やっていることと、彼のマウンド上でのこと。彼の一貫性には感銘を受ける」と語った。

 ここでいう「一貫性」についてグラスノーは「自分が調子がいい時は、バスケットボールの時にシュートとジャンプをするように同じルーティンで動くような運動能力で動いている。シュートとジャンプの間隔が同じ。自分がピッチングするときも、調子がいい時は自分が今どういう状態だとか、身体がどうだとか、そういうことは考えない。ボールを握って何も考えずに投げるだけ」と説明した。

 それを受けて「ヤマモトは僕が見た誰よりもその点が優れている」と絶賛。「トレーニングによってそれが毎日強化されていると思う。ヤタ先生という人と一緒にクレイジーで奇妙なアイソメトリックホールドやストレッチをしている」と、オリックス時代から山本を指導してきた矢田修氏の名前を挙げて理由を述べた。

「西洋の考え方とは全く違う。強さと同時に可動性もベースにしていて、そのトレーニングをしている時はずっと頭を床につけて奇妙な位置にある。目的は『心地よくないポジションに自分を置きながらも集中する』ということ。つまり、不安定なポジションにいても常にリラックスすること」

 グラスノーにとって山本の独自の調整法は新鮮な驚きだったようで「そのことが投手としての僕が共感するところ。身体的なトレーニングよりもメンタル面を鍛える方が試合以外では難しいんだ。そういう点を取り入れたいと思ったよ」と、感心していた。

(THE ANSWER編集部)



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