カブス実況に聞いた日本選手の痛快ジョーク「皆が苦労するのを見たい」 今永&誠也は完全に中心
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。巨人&阪神とのプレシーズンゲームを終え、18、19日に開幕カードで対戦する。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

「ドームで聞いたANSWER」第19回
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。巨人&阪神とのプレシーズンゲームを終え、18、19日に開幕カードで対戦する。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。
第19回はカブス放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」の実況アレックス・コーエン氏。17日、東京ドームで行われた公開練習の中で単独取材。カブスに所属する今永昇太投手、鈴木誠也外野手らが日本で戦う開幕戦の価値について聞いた。(取材:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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来日は2019年のプレミア12で9日間滞在して以来、2度目。当時は決勝で日本が韓国を5-3で下して優勝。鈴木誠也が打率.478、3本塁打、12打点、9得点でMVPに輝いた。「すばらしい試合だった。明日はそれに匹敵する試合になると思う。だから期待は大きいよ」。コーエン氏は日本で開幕するカブス戦に胸を高鳴らせた。
開幕投手を務める今永は昨年メジャー1年目から15勝。入団会見ではカブスの応援ソング「Go Cubs Go」を歌い、シーズン中もウィットに富んだ発言で話題となった。鈴木も変顔を時折披露するなど、ユーモアある日本人コンビが人気を集める。
コーエン氏は「彼らは本当に面白いよ」と笑いながら、こんなエピソードを明かした。
「日本に行くにあたってチームメートに何かアドバイスするのか聞いた時に、『いや、なんでそんなことしないといけないのか。自分たちはそうではなかったから、皆が苦労するのを見たい』と笑いなら冗談を言ったんだ。
彼らはとても明るいよ。カブスのクラブハウスでも大きな役割を果たしていて、中心的な存在なんだ。グラウンド内の行動だけでなく、グラウンド外やダグアウトでも(雰囲気を)明るくするように振る舞って、選手皆が引きつけられているよ」
投打の中心として期待される日本人2人。相手のドジャースにも大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3選手がいる。この東京シリーズについてコーエン氏は「期待することは幅広いよ」と話す。2019年のプレミア12決勝の雰囲気は「最高だった」と振り返るが、それ以上の盛り上がりを予想する。
「明日は冗談なんか言ってられない。それほど大きな試合になる。最初の打席のイマナガとオオタニの対戦やヤマモトとスズキの対戦もクールなものになると思う。待ちきれないよ」
(THE ANSWER編集部)