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異例の激闘打撃戦「危険なパンチを…」 陣営も驚き、3階級制覇へボクサー京口紘人が練習公開

ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)が5日、都内の所属ジムで練習を公開した。13日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で、WBO世界フライ王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)に3階級制覇を懸けて挑戦。異例の激闘スパーリングで実戦練習を打ち上げた。戦績は26歳のオラスクアガは8勝(6KO)1敗、31歳の京口は19勝(12KO)2敗。

公開練習を行った京口紘人【写真:浜田洋平】
公開練習を行った京口紘人【写真:浜田洋平】

13日トリプル世界戦、「U-NEXT」で独占生配信

 ボクシングの元世界2階級制覇王者・京口紘人(ワタナベ)が5日、都内の所属ジムで練習を公開した。13日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で、WBO世界フライ王者アンソニー・オラスクアガ(米国・帝拳)に3階級制覇を懸けて挑戦。異例の激闘スパーリングで実戦練習を打ち上げた。戦績は26歳のオラスクアガは8勝(6KO)1敗、31歳の京口は19勝(12KO)2敗。

 試合8日前にバチバチに殴り合った。京口は東洋太平洋同級7位ミエル・ファハルド(フィリピン)と3回のスパー。声を上げながら“マン振り”で打ってくる相手に被弾する場面もあったが、丁寧なブロックなど基本に忠実な防御で対応した。得意の左ボディーや多彩なコンビネーションで反撃。「手の内を隠すとかない。普段通りやると決めていた」と汗だくだ。

 陣営の渡辺均会長も「ガチスパーだね」と驚く本気ぶり。近年の公開練習は報道陣の撮影用に流す選手も多いが、包み隠さず挑戦者の気迫を見せた。王者陣営は視察に来なかったが、来ていたとしても練習内容を変えるつもりはなかったという。

「(本気で)もうやらない方がいいというフェーズではない。陣営と話をして僕の意見を尊重してくれた。集中を切らさないのがテーマ。良い練習になった。メディアの前でやらずに午後から(報道陣が引き揚げてから)だと感覚がズレるので、それは自分によくない」

 試合8日前のこれだけ打ち合うスパーは「初めてですね。あれだけ危険なパンチを振ってくる選手はいない」と汗を拭った。

 同級14位の京口は2022年11月の寺地拳四朗(BMB)とのライトフライ級王座統一戦で7回TKO負けした。王座陥落したが、23年5月にフライ級で再起。昨年5月のビンス・パラス(フィリピン)戦で敗れたものの、10月の再戦で雪辱を果たし、再起後3勝1敗で這い上がってきた。勝てば3階級制覇となる。

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