井上尚弥、中谷潤人の「実力は認めるが…」 ベガスの次戦→来年春までの展望「互いに勝てば…」
次戦の対戦候補の映像チェック「見ている。以上! あとは察してほしい(笑)」
――キム戦後、トレーニングは?
「ロードワークの開始はいつもよりも遅かったが、もちろんジムワークも始めている」
――スパーリングは?
「もうスパーリングも始めている。2月下旬から。誰を想定しているとかではなく、いつも通り」
――次が5月?
「はい、次が5月にラスベガス、9月に日本、その次が12月にサウジアラビア。今年はキム戦を含めて4試合やる計画。そして来年の春ぐらいに皆さんが期待している試合をやれればいい。路線としてはそんな感じ」
――5月の試合について。アラン・ピカソ(メキシコ)戦が消滅し、ラモン・カルデナス(米国)の名前が挙がっている。映像はチェックした?
「チェックはした。映像は見ている。以上! あとは察してほしい(笑)」
――となると、9月が日本でムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)?
「そういうことになるのかな。で、12月がフェザー級に上げてニック・ボール(英国)。でも、自分の希望としては4団体王座を保持したままボールとやりたいが、各団体がどう判断するのか」
――4本のベルトにこだわりがあるということ?
「来年の春の試合を見据えた場合、4本のベルトは持っていた方がいいと思う。そのために防衛戦をクリアしていかなければいけないと思う」
――その中谷戦を期待する声が高まってきている。
「日本のファンが楽しみにしている試合。(中谷は)実力もついているし、強いと思う。ダビド・クエジャル(メキシコ)戦などを見ると力強さがあるし、倒すべき時に倒している。倒す能力が非常に高い選手だと思う。来年の春に実現できればいいし、もしもその試合が実現しなければ別の道もある。今年は(キム戦を含め)4試合になると思う」
――中谷選手にも「もっとベルトを集めておいてね」という希望はある?
「実力は認めるが、では、どれだけの激戦を越えてきたのかというとどうなのか。周りが納得する相手と戦って結果を出していってほしい。お互いが勝ち進めば盛り上がると思うので」