那須川天心「普通ではありえないこと」 前王者モロニーと10秒睨み合い→お辞儀「敬意を込めた」
ボクシングのダブル世界戦&那須川天心(帝拳)戦興行が24日、東京・有明アリーナで行われる。23日は都内で出場選手たちが前日計量。セミファイナルで119ポンド(約53.98キロ)契約ノンタイトル10回戦に臨むWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川は53.9キロ、前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)は53.9キロで一発クリアした。

興行はAmazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングのダブル世界戦&那須川天心(帝拳)戦興行が24日、東京・有明アリーナで行われる。23日は都内で出場選手たちが前日計量。セミファイナルで119ポンド(約53.98キロ)契約ノンタイトル10回戦に臨むWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川は53.9キロ、前WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)は53.9キロで一発クリアした。
計量台に上がった那須川は一発クリアが発表されると肉体美をアピールしながら両手を広げた。フェースオフでモロニーと10秒間睨み合い。その後は握手を交わし、最後にお辞儀した。計量後の取材で那須川は「日本に来てくれているし、6戦目でこうやってやってくれるのは普通ではありえないこと。日本流のお礼といったらお辞儀だろう、と敬意を込めさせていただきました」と意図を明かした。
ボクサー転向6戦目の那須川にとって過去最強の相手となる。WBA2位、WBC3位、WBO3位、IBF13位と主要4団体全てで世界ランク入り。今秋以降のプロ8~10戦目に世界初挑戦することを想定してきた。モロニーは2020年10月に井上尚弥(大橋)に7回KO負け。再起後5連勝で23年5月に世界王座に就いた。初防衛後、昨年5月に東京Dで武居由樹(大橋)に判定負けし、王座から陥落。今回が再起戦となる。
メインイベントで3度目の防衛戦に臨むWBC王者・中谷潤人(M.T)は53.3キロで一発パス。同級6位ダビド・クエジャル(メキシコ)は53.2キロでクリアした。初防衛戦のWBA世界バンタム級王者・堤聖也(角海老宝石)はリミットの53.5キロ、挑戦者の同級4位・比嘉大吾(志成)は53.4キロで一発パスした。
(THE ANSWER編集部)