3年前のジョコビッチのパリ・マスターズでの振る舞いに再び脚光

　テニスのパリ・マスターズが29日、開幕する。優勝候補として注目を集めているのが世界ランク2位まで浮上してきたノバク・ジョコビッチ（セルビア）だ。完全復活を遂げた31歳のパリ帰還に、ATP公式中継サイト「テニスTV」も注目。3年前のボールボーイへの“神対応”を動画で公開し、大きな反響を集めている。

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　一流選手は振る舞いもまた一流だ。2015年11月7日のパリ・マスターズ準決勝、スタン・ワウリンカ（スイス）に勝利した後の一コマだった。おもむろにラケットを取り出すと、ボールキッズを務めていた少年に差し出したのだ。信じられないような表情を浮かべながら、サプライズプレゼントを受け取る少年。だが、これだけでは終わらない。

　なぜか、すぐに返却を要求するジョコビッチ。何をするのかと思われた次の瞬間だった。ラケットで自らの脇や腰をポンポンとたたき、再び手渡した。自らのオーラを込めたのか。なんとも粋な行動だった。

　一部始終をテニスTVが公式インスタグラムで「なんというジョコビッチの優しさ。パリのコートに戻ってくるノバクを見よう」とつづり動画で公開。少年からは白い歯がこぼれっぱなしで、感激する様子が伝わってくる映像だ。ファンもまた、ジョコビッチの振る舞いに感動している。

「ベストプレーヤー」
「とにかく最高に偉大」
「これぞジョコビッチ」
「Wow,ジョコビッチ気前がいい！」
「いい男」
「なんともキュート。ジョコビッチ・ラブ」
「とてもうれしそう」
「めちゃめちゃキュート！だから彼が好き!!」

　ここ最近のテニス界では選手のボールキッズへの態度が問題視されているが、それだけにジョコビッチの振る舞いは印象的なようだ。今年のパリではどんな姿を見せてくれるのか。プレー以外でも注目は尽きない。