「私たち野球記者は顔に泥を塗った」 大谷翔平の情報錯綜騒動を米記者懺悔「ファンに無責任だ」
沈黙貫く大谷への批判にナイチンゲール記者「横柄で傲慢だった」
米メディアの中には大谷と代理人の沈黙を批判する声もあった。ナイチンゲール記者は「我々は彼らのFA交渉のやり方を批判するほど横柄で傲慢だった」と懺悔。「オオタニのFAの実施の仕方は批判されるべきものではなく、称賛されるべきものだった」とした。
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「誤報は起こる。第一に報じたいという激しい欲望のあるこのソーシャルメディアの時代にそれは付き物だ。何かを聞いたら、すぐにその正確性を自身で判断し、急いでそれを公開する。私も経験がある。やったことがある」
今回の出来事を当該記者だけの責任とするわけではなく、あくまで自分もその一人だと自戒。米国の野球記者の活動を振り返り、「私たちは十分な損害を、頭痛を引き起こしてきた。そして、ファンの感情に無責任だった」「自分たちをさらに破壊してしまう前に、深呼吸して見つめ直す時だ」「私自身も含めて、我々は全ての信頼を失う前に立ち止まる時だ」などと呼びかけた。
「もしこのオオタニの狂乱から学ぶことがあったとすれば、我々はこの業界に入った時に学んだジャーナリズムの価値と倫理を思い返さないといけないということ、そしてニュースを届ける時にはより慎重に、より注意深く、より正確にならなければいけないということ」
前代未聞の去就劇で原点回帰したベテラン記者は「我々の価値を取り戻す時だ」「恥ずべき我々のブラックフライデーが、二度と起こらないように確実にしよう」と未来を見据えた。
(THE ANSWER編集部)