復調67の原英莉花 一気に目を覚めさせたのは男2人の歴史的激闘「私は何やってるんだ」
初日も帰宅後に住宅街を20分間ランニング
そして、スイング改造と地道なトレーニングの継続を決意。スタート前には、一本歯の下駄を履いて体幹を鍛え、ラウンド後は約20分間のランニング。最高気温36.1度だった初日を終えた後も、車で約30分の自宅に戻り、住宅街を走っている。
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「やっぱり、続けるものがないとダメだと思うので暑くても走りました。下駄のトレーニングはちょっと恥ずかしかったので、バランスボールに変えましたけど(笑)」
コースを離れての気分転換は「海を見ること」だといい、「レインボーブリッジから見る景色が好きです。海を目にしながら車の中で叫んだりしています」。そのまま千葉市内にある師匠・尾崎将司の自宅に向かうこともあり、敷地内に設置されたミニコースでアイアンショットを磨いているという。
「ジュニアの子たちと一緒に回ったりします。グリーンが(直径)5メートルで小さくて、それに乗せる練習をしていますね。風の読みとか、キャディーさんに頼りすぎていることがあるので、(ミニコースで)自分でやると難しいです」
さまざまなことが重なり、浮上のきっかけをつかんだ23歳。地元・横浜市での開催大会で、「決勝を見に行くから」と連絡をくれる人たちがいるという。酷暑の中でも18ホールを歩き、熱心に声援を送るファンもいる。その状況への感謝と資生堂の主催大会を意識し、原は言った。
「汗だくでも(気持ち的に)いい匂いがするように頑張ります」
原は、大会のテーマ「強く、美しく、輝くとき。」を体現すべく、残り2日も今の力を出し尽くす。
(THE ANSWER編集部)