女性客がテニス全仏でまさかの妨害行為 海外解説者「選手はたまったもんじゃない」
テニスの全仏オープンは3日、男子シングルス準決勝が行われた。カスパー・ルード(ノルウェー)がマリン・チリッチ(クロアチア)を3-1で下し、決勝に進出。試合中には女性客がコートに乱入し、チェーンで自分とネットを繋ぐ珍場面が見られた。試合進行を妨害した動画を海外メディアが公開。解説者も「選手たちはたまったもんじゃない」と反応した。
ルード対チリッチの試合中に環境保護家の女性が乱入
テニスの全仏オープンは3日、男子シングルス準決勝が行われた。カスパー・ルード(ノルウェー)がマリン・チリッチ(クロアチア)を3-1で下し、決勝に進出。試合中には女性客がコートに乱入し、チェーンで自分とネットを繋ぐ珍場面が見られた。試合進行を妨害した動画を海外メディアが公開。解説者も「選手たちはたまったもんじゃない」と反応した。
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まさかの乱入だった。1-1の第3セット、ゲームカウント4-1のルードが先行した場面。サーブを打つ直前、女性がコートに侵入し、ざわめきが起きた。白いTシャツには「あと1028日」の文字。ネットの一番端と自身をチェーンで繋ぎ、その場に座り込んでしまった。選手は唖然とした表情を浮かべ、場内も騒然。係員が女性を連行したが、10分以上も試合が中断された。
一連の動画を米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターが公開。英紙「ミラー」によると、女性はフランスの環境活動団体「Derniere Renovation」のメンバーという。同団体はツイッターで「気候変動への注意喚起を行うための抗議」と明かしたとのこと。同紙では、試合解説を務めた元テニス選手、ティム・ヘンマン氏(英国)が「選手たちはたまったもんじゃない。彼らにとっては大きな試合なのに中断してしまったんだ」と語っている。
米メディア「TMZ」は「スポーツの試合の中で抗議者が声を上げるのはこれが初めてではない」と指摘。4月にティンバーウルブズのプレーオフで動物愛護団体の女性たちが複数の試合で立て続けに乱入し、接着剤をコートに塗るなど試合を妨害したことに触れていた。
(THE ANSWER編集部)