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井上尚弥のスパーリング相手、母国フィリピンで誹謗中傷浴び主張「これは純粋な仕事」

ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、6月7日にさいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)と3団体王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行う。この一戦に向けて、井上陣営はフィリピンからドネア対策でスパーリングパートナーを招聘しているが、このフィリピン人ファイターが母国のボクシングファンから誹謗中傷を受けていることが分かった。フィリピンメディア「インクワイアー」が報じている。

WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥【写真:荒川祐史】
WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥【写真:荒川祐史】

フィリピンメディアが報道、本人は「中傷する人間を無視」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が、6月7日にさいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)と3団体王座統一戦(Amazon プライム・ビデオで独占生配信)を行う。この一戦に向けて、井上陣営はフィリピンからドネア対策でスパーリングパートナーを招聘しているが、このフィリピン人ファイターが母国のボクシングファンから誹謗中傷を受けていることが分かった。フィリピンメディア「インクワイアー」が報じている。


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 同メディアによると、1か月前から来日し、井上のスパーリングパートナーを務めている2人のフィリピン人ファイターが母国の心無いファンからの批判を受けているという。

 キャリア16勝(10KO)2敗の戦績を誇るスーパーバンタム級のピート・アポリナルは「我々は中傷してくる人間たちを無視することに決めた。彼らはボクシング界について何も分かっていないんだ」と語っている。3団体統一戦という大舞台で、フィリピンの英雄と対峙するライバル陣営のサポート役を務めていることで、母国のボクシングファンの中傷の的になっていると記事で伝えられている。

 ケビン・ジェイク・カタラハとともに井上とスパーリングパートナーを務めている27歳アポリナル。記事では「もしも、ノニト(ドネア)から声がかかれば、我々は彼と仕事をしていたはずだ。これは純粋なお仕事で、個人的に他意はないんだ」とも語ったことが紹介されている。

 無敵のモンスターと拳を交えることは、純粋な仕事でもあり、成長の機会と感じているようだ。「ハイレベルなボクサーである彼から多くの経験を学ぶことができている。彼はただのボクサーではないのですから」とアポリナルは主張している。

 続けて「彼とのトレーニングに招待されることは名誉なこと。他に多くのボクサーを選ぶことだってできたのに、僕たちを選んでくれた。フィリピン人であるからこそ誇りなんです。人生で一度あるかどうかの経験。こんなチャンスは滅多にない。プライスレスなんです」と井上に最大限の敬意を払っていた。

(THE ANSWER編集部)




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