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女子ゴルフ30歳の苦労人・仲宗根澄香 3位浮上の要因はバイトもした河川敷ゴルフ場

国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディース第2日が30日、千葉・浜野GC(6660ヤード、パー72)で行われた。9位から出た仲宗根澄香(Sky)が、4バーディー、1ボギーの69で通算5アンダー。首位に3打差の3位につけた。プロテスト5度目で合格、今季初シード、30歳の苦労人だが、河川敷のゴルフ場で練習を重ねた経験を生かし、強い風に対応。初優勝を視野に入れた。首位は通算8アンダーのテレサ・ルー(太陽生命)。2位には通算6アンダーの西郷真央(島津製作所)がつけている。

パナソニックオープン、18番でバーディーを奪いキャディとグータッチを交わす仲宗根澄香【写真:Getty Images】
パナソニックオープン、18番でバーディーを奪いキャディとグータッチを交わす仲宗根澄香【写真:Getty Images】

国内女子ゴルフツアー、パナソニックオープンレディース第2日

 国内女子ゴルフツアーのパナソニックオープンレディース第2日が30日、千葉・浜野GC(6660ヤード、パー72)で行われた。9位から出た仲宗根澄香(Sky)が、4バーディー、1ボギーの69で通算5アンダー。首位に3打差の3位につけた。プロテスト5度目で合格、今季初シード、30歳の苦労人だが、河川敷のゴルフ場で練習を重ねた経験を生かし、強い風に対応。初優勝を視野に入れた。首位は通算8アンダーのテレサ・ルー(太陽生命)。2位には通算6アンダーの西郷真央(島津製作所)がつけている。


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 最終18番パー5。残り98ヤード、仲宗根は「ライン出しショット」で、ピン1.5メートルにつけてバーディーを奪った。ラウンドを通して、弾道の高低をつけ、横からの風には球を乗せてプレーした。

「難しい状況でしたが、私は風が好きなので、打ち出しの方向や曲がり幅も計算できました。風が強いとワンショットに集中できます。『風が吹いてくれたら、うれしいな』という感じになります」

 その理由は、プロテスト合格を目指していた修行時代にあった。

「約2年間、河川敷のニッソーCC(茨城県稲敷郡河内町)でアルバイトをしながら、練習をさせてもらったからです。あの経験があるから、私は風に強くなれました」

 プロテストは5度目の受験で合格。ステップ・アップ・ツアーでは4勝しているが、ツアーでの最高位は2020年日本女子オープンの3位。仲宗根は思いを込めて言った。

「早く優勝したい気持ちは大きいです。せっかくこの位置なので、やりきったプレーで、自分に勝ちたいです」

 今大会は地元千葉県での開催で、最終日は「雲のち雨で風やや強く」の予報。仲宗根は観客の応援と風を味方に悲願達成を目指す。

(THE ANSWER編集部)




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