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異例の“スタッフ契約”から6か月 三河の米バスケ選手、平均20.3得点とエース級の活躍

異例の契約も、努力を重ね実力を示した【写真:SeaHorses MIKAWA co.,LTD.】
異例の契約も、努力を重ね実力を示した【写真:SeaHorses MIKAWA co.,LTD.】

不遇の4か月も「いつかチャンスが来ると分かっていた」

 彼は“がむしゃらに仕掛ける”タイプではない。ただ得点効率の高い選手が得点を狙うのは、何よりのチームプレーだ。ローレンスⅡも「ウチのチームは誰かの調子のいい選手が出るとボールを集めようとするので、たまたま今日は自分にボールが集められた」と表現する。


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 そして異例のチームスタッフ契約については、「特に理由はなかったです。自分のエージェントが『三河と契約するのがキャリアにとって最善な選択じゃないか?』と言って、契約することにしました」と説明。試合に絡まなければコンディション、感覚はどうしても落ちる。そんな4か月を、彼はこう振り返った。

「練習中から試合のように集中して、試合のようにプレーしていました。あとジュンキ(中堀純希アシスタントコーチ)がいろいろとワークアウトしてくれて、コンディションを維持できました。いつかチャンスが来ると分かっていたので、それまでじっくりチーム練習やワークアウトをして、モチベーションが下がらないように頑張っていました」

 一方で、このようにも語っている。

「自分はシーズンの始めからプレーできたと思います。最初から準備はできていましたから」

 アスリートが“能力はあるのに試合に出られない”なかで、モチベーションを落とさず、コンディションを保つ――。ローレンスⅡはサラッと語っていたが、決して容易な努力ではないだろう。

 三河は現在23勝19敗で西地区4位。チャンピオンシップ出場に進めるのはまず各地区の3位以上で、ワイルドカードの2枠は東地区4位、5位との勝率比較になる。今の勝率だと三河はチャンピオンシップに届かない。そんなチームが浮上するためにも、“元チームスタッフ”の活躍は欠かせない。

(大島 和人 / Kazuto Oshima)




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