ロシア軍象徴「Z」印の体操選手 五輪金メダリストも批判「愚かなジェスチャーだ」
カタール・ドーハで行われた体操の種目別ワールドカップ(W杯)で胸にロシア軍を象徴する「Z」印をつけて出場したイワン・クリアクを、元五輪金メダリストも批判した。国際体操連盟(FIG)から懲戒処分を受ける可能性もあるクリアクについて、イタリアの元体操選手は「愚かなジェスチャー」と一刀両断。イタリア紙「トゥットスポルト」が報じた。
カタール・ドーハで行われた体操の種目別ワールドカップ(W杯)で胸にロシア軍を象徴する「Z」印をつけて出場したイワン・クリアクを、元五輪金メダリストも批判した。国際体操連盟(FIG)から懲戒処分を受ける可能性もあるクリアクについて、イタリアの元体操選手は「愚かなジェスチャー」と一刀両断。イタリア紙「トゥットスポルト」が報じた。
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クリアクは男子平行棒で銅メダルを獲得。その表彰台で胸に「Z」の文字を象り、海外で批判を集めた。Zはウクライナ侵攻中のロシア軍車両などにみられる文字。「トゥットスポルト」は「ユリ・ケキがロシア人体操選手を非難」との見出しで記事を掲載。1996年アトランタ五輪の種目別つり輪の金メダリスト、ユリ・ケキがこのように語ったと紹介した。
「このクリアクという男のことは聞いたことがなかったが、国際連盟は彼を罰するべきだと思う。スポーツとはこの男が表現しようとした愚かなジェスチャーとはまさに対極にあるものなんだ」
同大会にはロシア勢やベラルーシ勢も参加。ケキ氏は「ロシア人とベラルーシ人選手に対する出場停止の合意が足りない。もっと有効的な措置が必要だ。悲しい状況で、私は無力だが、ウクライナに行って人々の手助けをしたい。無力感で恐ろしくなるんだ」ともコメントしたという。
クリアクは、ロシアメディアに対し「チャンスがあれば、もう一度やる」と明言していたことが海外複数メディアで報じられていた。FIGは体操倫理財団に懲戒手続きを申請したことを発表していた。
(THE ANSWER編集部)