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表彰台でメダル喜ぶ盲導犬 出場危機脱したパートナーとの絆「道を示すだけじゃない」

北京パラリンピックの表彰台で、パートナーとともに喜ぶ盲導犬が話題だ。9日、クロスカントリースキー女子スプリントフリー視覚障害でカリーナ・エドリンガー(オーストリア)が金メダルを獲得。五輪公式サイトでは出場さえ危ぶまれた舞台裏を告白し、そばで支えてくれてた盲導犬のライリーに感謝した。

クロスカントリー女子SPフリー視覚障害金メダルのカリーナ・エドリンガー(左)と盲導犬のライリー【写真:Getty Images】
クロスカントリー女子SPフリー視覚障害金メダルのカリーナ・エドリンガー(左)と盲導犬のライリー【写真:Getty Images】

パラクロスカントリー金メダリストが舞台裏告白「首から下が全く動かなくなった」

 北京パラリンピックの表彰台で、パートナーとともに喜ぶ盲導犬が話題だ。9日、クロスカントリースキー女子スプリントフリー視覚障害でカリーナ・エドリンガー(オーストリア)が金メダルを獲得。五輪公式サイトでは出場さえ危ぶまれた舞台裏を告白し、そばで支えてくれてた盲導犬のライリーに感謝した。


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 エドリンガーはガイドと、盲導犬のライリーとともに表彰式に登場。ライリーが運ばれてきた金メダルに興味深々で顔を近づけ、メダリスト全員が収まった写真撮影にも参加する様子が話題となっていた。五輪公式サイトは「カリーナ・エドリンガーが友人と犬からの手助けを得て金メダルを獲得」との見出しで記事を掲載した。

 記事では、エドリンガーがバイアスロン・スプリントとクロスカントリー長距離を完走することができなかったことを紹介。体調不良に見舞われていたという。「(月曜日の)数日前、首から下が全く動かなくなってしまい、ワックスキャビンの床に横たわっていました。私の競技人生において最悪の状態に数えられる状況でした」。エドリンガーはこのように出場が危ぶまれていたことを明かした。

 それでも、理学療法士を含むチームのサポート、そしてガイドのロレンツ・ランプルの助けもあり、出場にこぎつけると見事優勝。ライリーにも、「私にとって最も重要なのはライリーとともに中国に来ることでした。もし彼が入国できなければ引き返すつもりでした」「彼は道を示すだけでなく、ここ数日間精神的にも支えてくれました」と感謝した。

 エドリンガーは自身のインスタグラムでも金メダルを持って、ライリーとガイドとともに写った写真を公開。文面では「昨日、五輪チャンピオンになったのは、すぐに忘れてしまうようなことではなく、一生忘れられない思い出なのです。私たちのプロジェクトが最終的に上手くいったことに感激しています」などと記し感無量の様子だった。

(THE ANSWER編集部)

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