大谷翔平の「可能性は無限大だ」 二刀流復活へ、MLB公式が特集「最高で25本塁打」
パフォーマンス全開なら、投打でのWARは「5」になると予測
一方の打撃については「彼はヒッターとしてもボールを叩きのめしている」と称賛。本塁打のうち16本で打球速度が110マイル(約177キロ)を超えていたことや、ボールをアジャストする能力に長けているデータも紹介している。
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2020年シーズンは打率.190、7本塁打、24打点という低調な成績に終わったことにも触れつつ、今季を展望している。
「オオタニは、ここまでのスプリングトレーニングで、(投打)両方で素晴らしい。球速は2018年のそれに戻っており、投手としての可能性は無限大。打者としての能力も取り戻しているようだ」
さらに米野球データ会社「ファングラフ」での今季、最高でこれくらいの成績を残すだろうという予測を紹介。「彼は長打率.534で25本塁打、WARは2.9となる。投手としては、(最高のケースのような)予想は無いものの、こちらで想像することはできる。『ファングラフ』による彼の投手としてのWARは1.1だったが、2018年に彼は10先発で防御率3.31だった。もし彼が2021年にこれを再現できれば、彼はWARで2から2.5を記録できる可能性がある。(打者と投手を)総合して、WARで5にはなる」と記している。
WARはセイバーメトリクスによる打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を示す指標。最少コストで代替可能な選手に比べて、どれだけチームの勝利数を増やしたかを示するもので、平均的なレギュラー野手、先発投手は「2.0」前後だとされている。
投打で活躍するならば、大谷のWARが「5」になると評価しつつ、記事では「そして、オオタニが彼の能力の最高点に到達したら? 可能性は無限大だ」と締めくくっている。
MLBでも規格外の二刀流挑戦。復活の行方は現地でも大きな注目を集めているようだ。
(THE ANSWER編集部)