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「事故から復帰することが夢だった」 V5スペンスJr.がフェラーリ大破から復活に感慨

ボクシングのWBC&IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.が5日(日本時間6日)、米テキサス州で行われた元WBC同級王者ダニー・ガルシア(ともに米国)との同級タイトルマッチに登場し、3-0の判定勝ち(117-111、116-112、116-112)を収めた。約1年3か月ぶりのリングでV5を達成。試合後、愛車のフェラーリを大破させた昨年10月の大事故からのカムバックについて「現実じゃないみたいだよ」などと語っている。米メディアが報じている。

約1年3か月ぶりのリングで勝利したエロール・スペンスJr.【写真:AP】
約1年3か月ぶりのリングで勝利したエロール・スペンスJr.【写真:AP】

1年3か月ぶりリングで判定勝ち、次戦は「夏に試合やるために準備する」

 ボクシングのWBC&IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.が5日(日本時間6日)、米テキサス州で行われた元WBC同級王者ダニー・ガルシア(ともに米国)との同級タイトルマッチに登場し、3-0の判定勝ち(117-111、116-112、116-112)を収めた。約1年3か月ぶりのリングでV5を達成。試合後、愛車のフェラーリを大破させた昨年10月の大事故からのカムバックについて「現実じゃないみたいだよ」などと語っている。米メディアが報じている。


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 スペンスJr.が大事故から復活し、無敗をキープした。昨年9月、WBC世界同級王者ショーン・ポーター(米国)との統一戦で判定勝ち。翌10月に、愛車のフェラーリを運転中に交通事故を起こした。スピード違反もあり車は大破。スペンスJr.のけがは奇跡的に顔の裂傷などに留まったが、海外では後遺症を心配する声も上がっていた。

 約1年3か月ぶりのリングはKO勝ちとはいかなかったものの、元2階級制覇王者に判定勝ち。通算27戦無敗とした30歳は、安堵の言葉を口にしているようだ。米専門メディア「ボクシングシーン.com」は、試合を中継した米放送局「FOXスポーツ」のインタビュー内容を紹介している。

 スペンスJr.は復帰戦について「現実じゃないみたいだよ」と一言。愛車がグシャグシャになるほどの事故からの復活については「事故から復帰することが夢だった。1年半休養し、いい感じだと思った。少し“リング感”がさび付いたところもあった。少し疲れたね。でもモヤモヤは断ち切れたと思う」と語っている。

 この試合を現地で見守ったWBO同級王者テレンス・クロフォード(米国)、6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)らがいるウェルター級。権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」が全階級のボクサーを格付けしたパウンド・フォー・パウンド(PFP)で5位につけるスペンスJr.は「夏にまた試合をやるために準備するつもりだ」と次戦を見据えている。

(THE ANSWER編集部)




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