名手マキロイ、怒りのアイアン破壊に米解説者は同情「彼も人間ということだ」
米男子ゴルフのZOZOチャンピオンシップatシャーウッドは22日、カリフォルニア州のシャーウッドCCで第1日が行われたが、世界ランク5位ロリー・マキロイ(英国)の怒りのアイアン破壊が話題を集めている。ショットに苦しんだこの日、18番でミスをした直後、感情そのままにシャフトを折り、最後は分離して真っ二つに。米メディアが決定的瞬間を公開し、「なぜクラブを壊すんだ?」などとファンから賛否の声が上がっていたが、中継していた米ゴルフ専門局「ゴルフチャンネル」の解説者は「彼も人間ということだ」と理解を示している。
18番のミスショット直後に怒りの行動、解説者は理解「こういうこともある」
米男子ゴルフのZOZOチャンピオンシップatシャーウッドは22日、カリフォルニア州のシャーウッドCCで第1日が行われたが、世界ランク5位ロリー・マキロイ(英国)の怒りのアイアン破壊が話題を集めている。ショットに苦しんだこの日、18番でミスをした直後、感情そのままにシャフトを折り、最後は分離して真っ二つに。米メディアが決定的瞬間を公開し、「なぜクラブを壊すんだ?」などとファンから賛否の声が上がっていたが、中継していた米ゴルフ専門局「ゴルフチャンネル」の解説者は「彼も人間ということだ」と理解を示している。
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思わぬ行動に実況席も驚いた。マキロイは18番パー4の第3打のアプローチをグリーンから外し、ラフへ。次の瞬間だった。手に持ったアイアンを芝に押し付けて体重をかけると「バキッ」という音とともにシャフトがグニャリ。それを持ち上げると、折れ曲がった部分に力を加えてダメ押しすると、完全に分離してしまった。しかし、マキロイは無表情のまま、2つになったアイアンを両手に持って歩いて行った。
「Oh!」と驚きの声を上げたのは「ゴルフチャンネル」の実況席。しかし、米専門メディア「ゴルフ.com」がレポートしたところによると、中継で解説を務めていたゴルフアナリストのポール・エイジンガー氏は「ロリーのスナップを久々に見た。こういうこともあるのだ」と語ったという。その上で「彼は2位になるためにここにいるのではない。勝つためにいるんだ。彼の目指すものはとても高く、こういう展開になってしまえば、彼も人間ということだ」と同情し、理解を示したという。結局、このホールはダブルボギーとなった。
米ファンからは賛否の声も上がったひと幕。この日は7バーディーを奪いながら、4ボギー、2ダブルボギーと出入りの激しいゴルフで1オーバー64位タイと出遅れたが、まだ巻き返すチャンスはある。メジャー通算4勝で世界ランク1位も記録した名手の逆襲はここからだ。
(THE ANSWER編集部)