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“85番目の男”が下剋上も… 昨季の下位指名から躍動した“掘り出し物”の成績は?

高卒新人で戦列な印象残したセの若きスラッガー

○DeNA・細川成也外野手(ドラフト5位=明秀学園日立高)

 高卒出身選手の下位選手で結果を残すのは通常2~3年かかるが、シーズン終盤に鮮烈な印象を残したのが、高校時代に「茨城のカブレラ」の異名を取ったスラッガーだ。順位が確定した後の10月3日の中日戦で初打席初スイングで初安打初打点初得点を記録する初本塁打。翌日のシーズン最終戦・中日戦でも2戦連発となる決勝2ラン。CSのメンバー入りも掴み、高卒史上2人目の出場を果たした。まだ粗さも残るが、スター候補の一人であることに違いない。

 創価大・田中正義投手(現ソフトバンク)に5球団競合した昨年のドラフト。今回、挙げたのは5位以下の選手たちだが、1軍で活躍の場を掴んだ社会人出身選手、未来の活躍がさらに期待される高卒選手と“掘り出し物”たちが躍動した。もちろん、来年以降に芽を出してくる選手もいるだろう。

 果たして、今年のドラフトでは早実・清宮幸太郎内野手が話題を集める裏でスカウト陣が東奔西走して見つけ出した原石から、来年のプロ野球を賑わせる選手が生まれるのか。ドラフトの注目は尽きない。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer



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