またメキシコ人選手からドーピング疑惑 無敗の女子世界王者が資格停止処分に
ボクシングのメキシコ人選手からまたドーピング疑惑だ。女子の世界王者アレハンドロ・ヒメネスがドーピング検査の結果、陽性反応が出たことが明らかに。1月11日に王座決定戦で勝利していたがこれは無効となり、暫定的な王座の資格停止処分が科されることとなった。米記者が報じている。
1月の世界戦前に陽性反応、再検査でも陽性反応が見られ、試合は無効に
ボクシングのメキシコ人選手からまたドーピング疑惑だ。女子の世界王者アレハンドロ・ヒメネスがドーピング検査の結果、陽性反応が出たことが明らかに。1月11日に王座決定戦で勝利していたがこれは無効となり、暫定的な王座の資格停止処分が科されることとなった。米記者が報じている。
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ヒメネスのドーピング疑惑について報じているのは、米リング誌のライアン・ソンガリア記者だ。自身のツイッターで、ヒメネスの20日(日本時間21日)時点での最新状況をレポートしている。
同記者によると、ボランタリー・アンチ・ドーピング・アソシエーション(VADA)はヒメネスを対象に、フランチョン・クルーズ選手とのWBC世界女子スーパーミドル級王者決定戦(1月11日)の前日10日に、「Aサンプル」のドーピング検査を実施。その結果、陽性反応が出たという。そこで、WBCはヒメネス選手の名誉のため、2月19日に「Bサンプル」での再検査を実施したが、Aサンプルと同様の陽性反応が見られたと伝えている。
またこれにより、WBCはヒメネスの同級王者の暫定的な資格停止処分を決定。さらに同王座決定戦については、ヒメネスの勝利ではなく「無効」になったとしている。
ヒメネスはメキシコ出身の32歳で、ここまで12勝(9KO)1分け。先月11日にベルトを獲得していた。過去のメキシコ人選手のドーピング疑惑と言えば、元WBC世界バンタム級王者ルイス・ネリや、世界4階級王者のカネロことサウル・アルバレスからも禁止薬物が検出されるなど、騒動となっていた。
ヒメネスと陣営には今後、情報や証拠などを開示する機会が与えられるというが、盛り上がりを見せるボクシング界にとって残念なニュースとなった。
(THE ANSWER編集部)