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身長175cm、壁を乗り越える考え方のヒント ベッツから日本の少年少女へ「人生で君ができる一番有益なこと」

米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が22日、東京都内の小学校をサプライズ訪問し、小学3~4年生の児童約60人にスイング指導などを実施した。MLB機構が世界各国で行っている野球未経験者向けの体験イベント「PLAY BALL」にゲスト出演。さまざまな質問に回答した中で、メジャーのスーパースターが発したメッセージには、子どもたちが成長する上で大切な1つのキーワードがあった。

小学校をサプライズ訪問したムーキー・ベッツ【写真:編集部】
小学校をサプライズ訪問したムーキー・ベッツ【写真:編集部】

MLBジャパンの体験イベント「PLAY BALL」にゲスト出演

 米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が22日、東京都内の小学校をサプライズ訪問し、小学3~4年生の児童約60人にスイング指導などを実施した。MLB機構が世界各国で行っている野球未経験者向けの体験イベント「PLAY BALL」にゲスト出演。さまざまな質問に回答した中で、メジャーのスーパースターが発したメッセージには、子どもたちが成長する上で大切な1つのキーワードがあった。

 ベッツの一言一言が少年少女の目を輝かせた。質疑応答コーナー。小柄な体ながらメジャーで成功している秘訣を問われた。

「よく食べて、よく寝ること。そして、ジムで本当に努力すること。僕は小さいから、ショウヘイ(大谷翔平)やアーロン・ジャッジのような人よりもさらに頑張らないといけない。そして自分を信じることだね」。日本人とそう変わらない身長175センチ。193センチの大谷や200センチのジャッジら大男にもまれながら、シーズンMVP受賞に世界一達成、通算271本塁打を放つなど、長年活躍できる理由の一端を明かした。

 特に強調したのは「信じる」の部分だ。「女の子だろうが男の子だろうが、体が小さかろうが大きかろうが、野球にしても何をするにしても、人生で最も重要なことの1つは自分を信じること。それは本当にやらなくちゃいけない」。幼少期は体が小さいあまりにリトルリーグで入団を拒否されたという逸話もあるが、結果で道を切り開いてきたスーパースターの言葉には説得力が帯びる。

「友達に『お前はダメだ、できない』なんて言わないよね。自分にも『できる』と言い聞かせるのはとても大事なこと。常にポジティブに、自分を信じて」。それでも長いキャリアで壁にぶち当たった経験は数知れない。では、挫折を乗り越えるために何が必要か。「ポジティブなことを自分自身に言い聞かせること。それは人生において君ができる最も有益なことだ」と前向きなメンタルコントロールの重要性を繰り返し説いた。

「信じる」から、すべては始まる。日本の小学校で発したベッツのメッセージに、子どもが成長するために大切なヒントが詰まっていた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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