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量を食べられない子どもを解決 悪者にされがちな「脂質」を味方につける食べ方とは

最近、スポーツ選手によいと注目されるMCTオイル

 そして、最近、スポーツ選手によいと注目されているのがMCTオイル。MCTオイルの特徴は消化吸収が早く、摂った後、活動をすることにより、エネルギーに変わってくれる点。長時間運動する選手や体重が増えにくく、とにかくカロリーをたくさん摂らなくてはいけない選手の食事に、ぜひ取り入れてみてください。

 摂り方は簡単。納豆やヨーグルト、味噌汁などに小さじ1杯のMTCオイルを加えるだけ。小さじ1杯のエネルギー量は約42kcal(小さじ1杯で4.6g。油は1g=9kcal)。1日2、3品に加えればご飯茶碗1杯分のエネルギーを補給することができます。

 また、MTCオイルは無味無臭なので、他の食品に加えても味の邪魔をしないのも良いところ。高校生以上の選手はプロテインを摂っている方も多いかと思うので、そこに加えるのもよいでしょう。

 ただし、油は人により、相性の良し悪しもあります。MTCオイルが合わなければ同じオメガ3のえごま油やアマニオイルをドレッシングに使うなどするとよいですが、こちらは風味が強いため、特にお子さんは苦手な方は多いかもしれません。

 まずは1日1回、魚を食べることから、「体によい油」を摂る生活を始めてみてくださいね。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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