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量を食べられない子どもを解決 悪者にされがちな「脂質」を味方につける食べ方とは

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第25回は「脂質」について。

今回のテーマは「脂質」について
今回のテーマは「脂質」について

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第25回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第25回は「脂質」について。

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 栄養素のなかでも悪者にされがちな脂質。しかし、スポーツ選手の場合、ほとんどの競技においては、脂質は大切なエネルギー源です。

 エネルギー源となる栄養素の代表は、糖質と脂質。糖質は食べてすぐにエネルギーに変わるため、非常に効率の良いエネルギー源とされています。ところが、体の成長に伴い、たくさんのエネルギーを欲する成長期は、糖質を食べるだけではエネルギーが足りなくなる場合があります。

 例えば体重70kgの人が、体内のエネルギータンクに貯蔵できるエネルギー量は1000kcalにもなりません。競技によってエネルギーの消費量は変わりますが、1日に3部練習まである、1時間程度の試合が1日2試合や3試合もあるような場合は、運動のために使うガソリンの供給源は糖質だけでは足りなくなることもあります。

 また、小学生でも高学年になると、運動部の子どもの一日の消費エネルギー量は、大人以上になるケースも多いです。ですから、ガソリンが枯渇しないよう、毎日、食事量をしっかり摂ることが大事になります。

 しかし一方で、大人以上の食事量となると、食べるかさも非常に多くなります。小学生高学年ぐらいから高校生くらいまでの年齢ですと、まだ胃腸などの内臓のサイズ感は子どもです。すると、そもそも量を食べることができない、しっかり消化できない、という問題も出てきます。

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吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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