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スポーツをする人の食事の整え方3つのコツ 鉄分補給は「ミロ」の牛乳割りもオススメ

もう一つ大事な「食事の記録」3つのチェックポイント

 さて、もう一つ大事なことは「食事の記録」です。体重と合わせて食事を記録することで、自分がどのぐらいの量を食べればよいのかが、より具体的にわかるようになります。無料の食事管理アプリを使う、ノートに書くなど、続けられそうな方法でスタートしてみましょう。

 食事を記録する際、3つのチェックポイントがあります。それは、

<1>欠食(食事を抜く)をしていない。
<2>補食(食事の合間に摂る栄養とエネルギーを補う間食)を摂っている。
<3>食べた物の栄養成分をチェックする。

 です。<3>は食事管理アプリを使うと、1食当たりのエネルギーやたんぱく質、脂質の量が感覚的につかめるようになります。

 栄養成分量をチェックするようになると、自然とエネルギー量を把握できるようになりますし、知識も自然とつきます。例えば鶏のから揚げ弁当と鮭弁当で悩んだときも、「鶏のから揚げ弁当は鮭弁当の倍ぐらい脂質があるのか!」ということに気づけ、今、自分にどちらが必要なのかがわかるようになります。

 特に、体重が増えやすいことを気にしている方は、必ず脂質量をチェック。外食が多い、コンビニエンスストア、スーパーでお弁当や総菜を買うことが多い方は特に、知らないうちに脂質を摂りすぎているので、要注意です。

 よいコンディションを維持するためには、日ごろから食べている内容を知ることが、とても重要。結果、自然とバランスのよい食事が摂れるようになり、減量・増量期に計画を立てるうえでも大いに役立ちますよ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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