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ヨガをより最高の時間に変える食事のコツ ヨガの前にオススメ&避けたい食品を紹介

Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回は「ヨガの前の食事と水分補給」について。

今回のテーマは「ヨガの前の食事と水分補給」
今回のテーマは「ヨガの前の食事と水分補給」

公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏の連載、今回は「ヨガの前の食事と水分補給」

 Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が「THE ANSWER」でお届けする連載。通常は食や栄養に対して敏感な読者向けに、世界のスポーツ界の食や栄養のトレンドなど、第一線で活躍する橋本氏ならではの情報を発信する。今回は「ヨガの前の食事と水分補給」について。

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 先日、フィットネスクラブでヨガを始めたという方から、「ヨガの前の食事と水分補給はどうすればよいですか?」という質問を受けました。

 ヨガに取り組まれている方は、例えばアーユルヴェーダに基づいた食事法やビーガンなど、個々の信条・志向によって自分に合った食事法を選び、取り組まれている方も多いと思います。

 一方、栄養学の世界では、残念ながら現在のところ、エビデンスに基づくヨガの食事方法のガイドラインは確立されていません。そのため、これといった情報がなく、健康維持や余暇の一つとして取り組む方のなかには、何を食べたらよいのかと、迷われる方も多いのでしょう。

 例えば、アメリカのヨガの専門誌に掲載された栄養士の記事によると、ヨガを行うときの食事は、「とにかく消化によいものをとることが大切」とあります。食後、消化吸収がスムーズに行われないと、食べたものが胃に停滞する時間が長くなり、ガスが発生してお腹が張ります。

 ほか、体が重くて動きづらくなったり、むくみや便秘の症状が現れたりして、プラクティスの集中を妨げます。以上のことから、自分の体や心の状態、動きに意識を向けるヨガでは、「消化のよいもの」が適しているといえるでしょう。

 体を快適に動かす、という側面からお話しすると、一般的なスポーツもヨガも食べ方は変わりません。理想は、胃の中を空っぽにしつつ、エネルギーは満タンな状態にすることです。そのためにはまず、消化のよいものを摂る。そして、糖質をしっかり摂ることがポイント。体を動かすためのエネルギー源であり、脳の唯一の栄養素である糖質を摂ると、ケガや集中力の低下を防ぎ、充実したヨガ時間をすごすことができます。

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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