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冬のウイルスに隙を見せない2つの方法 スポーツ選手の合宿でも好評な風邪予防メニュー

最適メニューの1番手は「鍋物」、スポーツ選手の合宿時にも好評

 また、腸内環境を整えることも、免疫力アップには欠かせません。最近ではスポーツ選手も体調を整えるため、腸によい発酵食品を積極的に食べています。納豆やキムチ、味噌汁、ヨーグルトなどを毎日、欠かさず食べるといいでしょう。

 メニューで言えば、鍋物が一番。一品で、肉や魚、豆腐、野菜をたっぷり食べられるうえ、スープに流れ出た栄養素まで全ていただける。体を温めてくれる点も風邪予防に良いのです。

 スポーツ選手も鍋が大好きで、意外と肉だけでなく魚もよく食べます。また、「栄養だけでなくコミュニケーションもとれる」と合宿時でも好評! 今は美味しい鍋のスープの素がたくさん売っているので、外国人選手もキムチ鍋の素などを買って食べています。

 その他のおすすめ食材やメニューをまとめたので参考にしてください。菌やウィルスに付け入られる「隙」を見せないためには、手洗い、うがい、十分な睡眠、そして栄養たっぷりの食事が有効です。寒い季節は知らず知らずのうちに体力を消耗しがち。隙のない生活と食の習慣で、冬場を乗り切りましょう。

【免疫力アップと粘膜強化におすすめ食材】

 タンパク質は免疫細胞を作り、皮膚、粘膜の材料になる。なかでも、抗酸化成分が豊富な鮭や豆腐、ビタミンAが豊富な銀だら、ビタミンB1を含む豚肉がおすすめ。緑茶も良い。

 おすすめのメニューは以下の通り。外食時、家の献立にも役立ててほしい。

・鮭とほうれん草のパスタ
・納豆巻き
・豚キムチ丼
・ブロッコリーと牛肉炒め
・具だくさんの豚汁
・トマト鍋
・青菜炒め
・筑前煮
・かぼちゃのそぼろ煮

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJ1横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けての食育活動も行う。アメリカ栄養士会スポーツ循環器栄養グループ(SCAN)並びに、スポーツ栄養の国際的組織PINESのメンバー。アメリカ栄養士会インターナショナルメンバー日本代表(IAAND)として、海外の栄養士との交流も多い。近著に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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