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体に良いと知っていても魚料理は遠慮 ジュニア選手の「食の実践力」を育てる方法

栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。第11回は「ジュニア選手の『食の実践力』」について。

栄養が豊富と分かっていても、避けてしまうジュニア選手も多い
栄養が豊富と分かっていても、避けてしまうジュニア選手も多い

連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第11回

 栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。サッカーJリーグ・アルビレックス新潟で栄養アドバイザーを務めている公認スポーツ栄養士・長谷川直子氏がわかりやすくアドバイスする。第11回は「ジュニア選手の『食の実践力』」について。

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 最近では、本やネットなどから栄養や食に関する情報を自分で勉強しているジュニアアスリートたちがとても増えていると感じます。私が栄養サポートを行っているサッカーのジュニアアスリートたちを見ていても、セミナーやワークショップの際、積極的に質問をしてくる子どもが多く、熱心な姿に感動します。

 その一方で、実際、選手たちが食事を摂っている様子を見ていると、知識は豊富なのに「実践する力」が伴っていないと感じることが多々あります。

 例えば、「魚には筋肉の材料となるたんぱく質が含まれている」と知っていても、ビュッフェ形式の食事の際に魚料理を取らない。野菜にはビタミン類や食物繊維など、様々な栄養が含まれるとはわかっていても、煮物は残す……などなど。

 その理由について本人に聞いてみると、「栄養があることは知ってはいるけれど、なんとなく食べたくない」「やっぱり好きな食べ物を選んでしまう」という答えが返ってきます。

 また、食事の様子を見ていると、スマホを触りながらだったり、肘をついたり、脚を組んだり、テーブルに対して体を斜めにした姿勢で食事を摂ったりする選手の割合は、びっくりするほど多いことにも気づきます。

 このような動作や姿勢は「行儀が悪い」という以上のマイナス点があります。まず、食べ物以外に意識が向いていたり姿勢が悪かったりすると、しっかり噛んで食べられません。また、食道が曲がってしまってうまく飲み込めない、胃腸を圧迫して消化・吸収を妨げる、などの原因になります。

 以上のような食の「実践力」や「マナー」は一度、注意したり、実行したりするだけで身に付くものではありません。日々、家庭や学校、スポーツ活動の場などで、何度も何度も繰り返し実践することで、少しずつ、自分のものになっていきます。

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長谷川直子

管理栄養士、公認スポーツ栄養士。09年から新潟を拠点にJリーグのアルビレックス新潟・栄養アドバイザーとして、選手、家族向け栄養セミナーの実施、メニュー作成や調整、個別の食事相談などを担当する。そのほか、スポーツ指導者向け研修会、小中学校でのスポーツと食の講演会、新聞・雑誌の監修やラジオ出演など幅広く活躍。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、以上サンマーク出版)、『走りがグンと軽くなる 金哲彦のランニング・メソッド完全版』(金哲彦著、高橋書店)など。

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