“プロテインブーム”が続く日本 今、正しく知るべき「たんぱく質」の知識
1日に必要な「たんぱく質量」を摂取する献立例は?
納豆小1パック30g(5g。以下、食品名の後のカッコ内がたんぱく質量)、豚もも肉100g(20g)、魚の切り身一切れ120g(25g)、卵1個(6g)、牛乳コップ1杯(3g)、ヨーグルト100g(4g)。以上で63g。さらに茶碗3杯(1杯150g)のご飯に含まれるタンパク質量は11g。これで合計74gです。低炭水化物ダイエットブームでごはんを抜く方が多いのですが、ご飯などの主食にも植物性たんぱく質がしっかり含まれています。
いかがでしょう? 1日3食摂っている方でしたら、「意外と摂れているかもな」と感じたのではないでしょうか。献立例でいうと
●朝食……パン、牛乳、ゆで卵1個
●昼食……牛丼、味噌汁
●間食……ヨーグルト
●夕食……焼き魚定食(ご飯、納豆、焼き魚、野菜の小鉢、味噌汁)
と、このような食事で、成人男性の必要量に届きます。「たんぱく質が足りないかも」と心配な方は、一度、2~3日の食事内容をスマートフォンで撮り、献立をチェックしてみてください。卵や納豆、牛乳を3食のいずれかに加える、または間食にするだけで、必要量を満たせるかもしれません。
もちろん、「ゆっくり朝食をとる時間がない」「昼食はそばやコンビニのおにぎりで軽く済ませる」と、1食でも抜いたり、たんぱく源を摂らなかったりすると、摂取量はガクッと少なくなります。ライフスタイルや食習慣によっては、毎日3食しっかり食べられない方もいるでしょう。
そのような場合は、例えば朝食をプロテインドリンクにする、間食にプロテインバーを摂るなど、プロテインパウダーやプロテイン含有食品を活用してよいと思います。