コラムの記事一覧
-
悲願のリーグワン1部昇格の舞台裏 三重ホンダヒート、入替戦の重圧はね返した信頼と対応力
2023.05.20ラグビーのリーグワン・ディビジョン2(D2)の三重ホンダヒート(三重H)は、5日と13日に行われた入替戦に連勝し、念願のディビジョン1(D1)昇格を果たした。
-
プロになった今、不思議に思う 田中希実、遊びと競技の曖昧な境目「あの頃の私はどこに」【田中希実の考えごと】
2023.05.20陸上女子中長距離の田中希実(New Balance)は複数種目で日本記録を持つトップランナーである一方、スポーツ界屈指の読書家としても知られる。達観した思考も魅力的な23歳の彼女は今、何を想い、勝負の世界を生きているのか。「THE ANSWER」では、陸上の話はもちろん、日常の出来事や感性を自らの筆で綴る特別コラム「田中希実の考えごと」を配信する。
-
日本は「安全で良い人ばかり」 来日18年の元J助っ人、愛息を千葉の強豪校に入学させた理由
2023.05.19サッカー・Jリーグで通算7年間プレーした助っ人DFが、今年から日本の高校生を指導している。元ブルガリア代表DFイリアン・ストヤノフは28歳だった2005年に初来日。名将イビチャ・オシム監督率いるジェフユナイテッド千葉でタイトル獲得に貢献すると、サンフレッチェ広島、ファジアーノ岡山と渡り歩き2011年限りで現役を引退した。
-
U20日本代表の秘密兵器に? 英名門大に通う19歳、母の祖国で追うプロラグビー選手になる夢
2023.05.16ラグビー・リーグワンで昨季に続きプレーオフに進出し、初の決勝進出を果たしたクボタスピアーズ船橋・東京ベイに、異色の大学生が練習生として参加している。19歳のハリー・ウィラードは、英国人の父と日本人の母の間に生まれ、英国の名門ダラム大に通いながら二足の草鞋で母親の母国でラグビーにも打ち込んでいる。正式に選出はされていないが、6月の世界大会に挑むU20(20歳以下)日本代表でもその可能性が注目されている。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、米国人の父と日本人の母を持つラーズ・ヌートバーが注目を浴びたが、ハリーはどんな未来を思い描いて日英での挑戦を選んだのか。ラグビー版ヌートバーの可能性や課題をハリー本人、そして関係者に聞いた。(取材・文=吉田 宏)
-
女子ゴルフ史に名を刻んだ岩井姉妹、62歳コーチが振り返る“直ドラ”への取り組み「教えていませんが…」
2023.05.1514日まで行われた女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス(福岡CC和白C)は、岩井千怜(Honda)のツアー3勝目で幕を閉じた。双子の姉・岩井明愛(Honda)、昨季の年間女王・山下美夢有(加賀電子)とのプレーオフ(PO)2ホール目では、パー5の2打目で姉妹そろって“直ドラ”を選択。果敢に挑戦する姿にギャラリー、視聴者は興奮。2人を幼少から指導してきた永井哲二コーチも「誇らしいです」と目を細めた。(取材・文=柳田通斉)
-
女子ゴルフの「プロとアマの違い」 メジャー女王・吉田優利の実体験「上手い人ほどそれが早い」
2023.05.15女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス最終日が14日、福岡CC・和白C(6299ヤード、パー72)で行われた。1週前にツアー通算3勝目を挙げた23歳の吉田優利(エプソン)は28位。初日65位の出遅れから巻き返した。2週連続優勝とはならなかったが、メジャー女王が明かす「プロとアマの違い」には確かな説得力があった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
30年前のJ開幕戦を見た13歳が鹿島社長に… メルカリが継承した常勝軍団の伝統とベンチャー精神
2023.05.151993年5月15日、国立競技場での「ヴェルディ川崎VS横浜マリノス」で幕を開けたJリーグは今年、開幕30周年を迎えた。国内初のプロサッカーリーグとして発足、数々の名勝負やスター選手を生み出しながら成長し、93年に10クラブでスタートしたリーグは、今や3部制となり41都道府県の60クラブが参加するまでになった。この30年で日本サッカーのレベルが向上したのはもちろん、「Jリーグ百年構想」の理念の下に各クラブが地域密着を実現。ホームタウンの住民・行政・企業が三位一体となり、これまでプロスポーツが存在しなかった地域の風景も確実に変えてきた。
-
岩井千怜&明愛、父が教えた人を思いやる心 ミスしても不貞腐れず「笑ってプレーしなさい」
2023.05.15女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス最終日が14日、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われた。双子の岩井明愛、千怜(ともにHonda)が通算11アンダーで並び、昨季の年間女王・山下美夢有(加賀電子)も含めた3人でプレーオフ(PO)に。史上初の姉妹によるPOを妹の千怜が制し、昨年8月以来のツアー通算3勝目を挙げた。明愛は4月に初優勝し、同一年度の姉妹Vも史上初。重圧のかかる場面でも楽しむことを貫いた背景には、父・雄士さんの「ミスをしても笑ってプレーを」という教えがあった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
史上初の双子POに敗れた岩井明愛へ 母の言葉なき配慮「わざわざ余計なことは言いません」
2023.05.15女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス最終日が14日、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われた。双子の岩井明愛、千怜(ともにHonda)が通算11アンダーで並び、昨季の年間女王・山下美夢有(加賀電子)も含めた3人でプレーオフ(PO)に。史上初の姉妹によるPOを妹の千怜が制し、昨年8月以来のツアー通算3勝目を挙げた。明愛が4月に初優勝し、同一年度の姉妹Vも史上初。母の日に最高のプレゼントとなったが、複雑な気持ちで見守った母・恵美子さんは敗れた明愛にも配慮を忘れなかった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
-
日本バスケを牽引した五十嵐圭の今 43歳になっても現役を貫く理由、20年目のキャリアで見えたこと
2023.05.14日本バスケットボールを長く牽引してきた五十嵐圭。日本代表でも活躍した名PG(ポイントガード)も43歳になった。それでも、今もBリーグ最年長選手として、群馬クレインサンダーズで現役を貫く。そんな五十嵐に「BEYOND(~超えて)」をテーマにインタビュー。キャリア20年目を迎えても走り続ける理由、さらにフィリピン、日本、インドネシアで行われる8月のバスケットボールのワールドカップ(W杯)での日本代表への期待について語った。
-
「選手が車の中で着替えていた」 衝撃の光景から24年、J2水戸が追求する市民クラブの理想像
2023.05.131993年5月15日、国立競技場での「ヴェルディ川崎VS横浜マリノス」で幕を開けたJリーグは今年、開幕30周年を迎えた。国内初のプロサッカーリーグとして発足、数々の名勝負やスター選手を生み出しながら成長し、93年に10クラブでスタートしたリーグは、今や3部制となり41都道府県の60クラブが参加するまでになった。この30年で日本サッカーのレベルが向上したのはもちろん、「Jリーグ百年構想」の理念の下に各クラブが地域密着を実現。ホームタウンの住民・行政・企業が三位一体となり、これまでプロスポーツが存在しなかった地域の風景も確実に変えてきた。
-
初来日で「日本人の親切に触れた」 メキシコ右腕をNPB挑戦へ導いた、元DeNA荒波翔との友情
2023.05.12野球のメキシコ代表が、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表「侍ジャパン」と、準決勝で繰り広げた名勝負は記憶に新しい。その中継ぎ要員だった31歳の右腕セサル・バルガスは、メキシコから日本のプロ野球を目指し、昨シーズンまでオリックス・バファローズに在籍していた。WBCで日本と対戦したのを機に、改めて日本に挑戦した日々を振り返った。(取材・文=松本 行弘)
-
「確実にサッカーIQは上がる」 乾貴士が日本の若手に助言、海外挑戦は「早いほうがいい」
2023.05.08サッカー日本代表の歴代アタッカーの中でも、乾貴士(清水エスパルス)は多くの人の記憶に残るキャリアを歩んだと言えるだろう。野洲高校2年時に攻撃的なスタイルを貫くチームで全国制覇を経験。プロ入り当初は苦しむも23歳でドイツ2部へ移籍すると、着実にステップアップを果たし2015年に念願のスペインへ。名門バルセロナから敵地カンプ・ノウで2ゴールを奪うなど憧れの舞台で躍動。18年ロシアW杯の日本代表メンバーに滑り込み、セネガル戦とベルギー戦で世界を驚かせる一撃を決めた。
-
吉田優利、メジャーVの裏に王貞治氏との直電30分 コーチに直訴した1通のLINEから生まれた秘話
2023.05.07女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯は7日、茨城GC西C(6780ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の首位で出たプラチナ世代の23歳・吉田優利(エプソン)が3バーディー、4ボギーの「73」で回り、通算1オーバーでメジャー初制覇を成し遂げた。2021年9月のゴルフ5レディス以来1年8か月ぶりのツアー3勝目。昨年は2位に5度入りながら優勝を逃していた。現状打破のための行動の一つに、ソフトバンクホークス・王貞治会長との異例の直電話があった。(取材・文=THE ANSWER編集部・宮内 宏哉)
-
国際派サッカー選手が提案する異文化交流イベント 小学生に伝える「活躍の場は日本だけじゃない」
2023.05.07サッカーを通じて、子どもたちにグローバルな「出会い」と「繋がり」を提供したいと考える人がいる。大学を卒業以来、タイ、ドイツ、日本、台湾、韓国でプロサッカー選手としてプレーする文泰樹(ムン・テス)選手だ。
-
大谷翔平の「吼えた姿」に驚いた WBC日本戦の死闘、メキシコの元オリックス右腕が明かす舞台裏
2023.05.06野球の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、日本代表「侍ジャパン」が世界一にたどり着いた道のりで「名勝負」と評されるのが、6-5とサヨナラ勝ちした準決勝のメキシコ戦だ。日本を追い詰めながら敗れたメキシコ代表の一員に、昨シーズンまでオリックス・バファローズに在籍した31歳の右腕セサル・バルガス投手がいた。日本の対戦相手の中継ぎ要員としてブルペンから見た、あの試合を振り返った。(取材・文=松本 行弘)
-
三笘薫は「ほんまにネイマール」 乾貴士が脱帽する無双ドリブラーの共通点「3人目まで見てる」
2023.05.03サッカー日本代表の歴代アタッカーの中でも、乾貴士(清水エスパルス)は多くの人の記憶に残るキャリアを歩んだと言えるだろう。野洲高校2年時に攻撃的なスタイルを貫くチームで全国制覇を経験。プロ入り当初は苦しむも23歳でドイツ2部へ移籍すると、着実にステップアップを果たし2015年に念願のスペインへ。名門バルセロナから敵地カンプ・ノウで2ゴールを奪うなど憧れの舞台で躍動。18年ロシアW杯の日本代表メンバーに滑り込み、セネガル戦とベルギー戦で世界を驚かせる一撃を決めた。
-
儚き10代のサッカーセンス 年齢を重ね不意に消える「上手さ」、逸材の未来を分けるものとは
2023.05.02スペインサッカーに精通し、数々のトップアスリートの生き様を描いてきたスポーツライターの小宮良之氏が、「育成論」をテーマにしたコラムを「THE ANSWER」に寄稿。世界で“差を生む”サッカー選手は、どんな指導環境や文化的背景から生まれてくるのか。日本でも高校・ユース年代から突出したパフォーマンスを見せる選手は、将来のスター候補として脚光を浴びるが、プロ入り後に消えていく才能も少なくない。その成否を分ける分岐点はどこにあるのか。世界的な名選手を例に、上手さだけでは生き残れないと指摘している。