コラムの記事一覧
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東大入学より険しいプロサッカー選手の道 才能より大切な鍛錬と「自分の武器」を考え抜く力
2023.07.11スペインサッカーに精通し、数々のトップアスリートの生き様を描いてきたスポーツライターの小宮良之氏が、「育成論」をテーマにしたコラムを「THE ANSWER」に寄稿。世界で“差を生む”サッカー選手は、どんな指導環境や文化的背景から生まれてくるのか。今回はアンドレス・イニエスタを生んだ名門バルセロナや、今季レアル・ソシエダで輝いた久保建英らを例に、プロサッカー選手として成功する選手たちの共通点を探る。
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「目が悪ければメガネをかけるのと同じ」 国枝慎吾、車いすテニスで取り除いた世間とのギャップ
2023.07.11車いすテニスの第一人者である国枝慎吾は“最強”のまま、今年1月に現役を引退した。4大大会は歴代最多の50勝(シングルス28勝、ダブルス22勝)を挙げ、パラリンピックでは4個の金メダル(シングルス3個、ダブルス1個)を獲得。昨年にはウィンブルドンを制して「生涯ゴールデンスラム」(4大大会とパラリンピックで優勝)を達成し、ランキング1位をキープした状態でコートを去る決断を下した。その偉大な功績を称えられ、日本政府から国民栄誉賞が授与された。パラスポーツ選手としては史上初めてだ。
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高校時代は「こんなに走るのかと」 名門出身の浦和ユース監督、指導者として感じる部活との違い
2023.07.08サッカーのプリンスリーグ関東1部に所属する浦和レッズユースは今季、昨シーズンまで4年間コーチを務めた46歳の萩村滋則氏が新監督に就任した。高校年代最高峰の大会であるプレミアリーグEASTへの復帰を目指すとともに、プロで活躍できる選手の養成を念頭に置きながら、個と組織の強化に励む日々だ。(取材・文=河野 正)
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頂点で持ち続けた挑戦者の精神 「俺は最強だ!」で払拭した弱気の虫(GROWINGへ)
2023.07.07「スポーツから学ぶ、成長のヒント」GROWING byスポーツくじ。今回は、4大大会(全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープン)やパラリンピックで優勝を重ね、車いすテニス界では唯一の生涯ゴールデンスラムを達成した国枝慎吾氏が登場する。年間最終世界ランキング1位に10回輝いたレジェンドが、長らく座右の銘としてきた「俺は最強だ!」という言葉はあまりに有名だ。ラケットにシールを貼り付け、常に意識し続けた言葉に込められた真意とは……。後編では、ターニングポイントとなった出会いを振り返りながら、「俺は最強だ!」と現実のものとした過程に迫る。
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恩師オシムに再会するのが「怖かった」 プロ20年目、37歳の水野晃樹が今もJ3で戦い続けるワケ
2023.07.06競争の激しいプロサッカーの世界で、20年以上にわたってキャリアを積み重ねられるのは限られた選手にのみ与えられる栄誉だ。今季からJ3のいわてグルージャ盛岡に所属する37歳の元日本代表MF水野晃樹も、2004年に高卒ルーキーとしてJリーグデビューを果たして以来、プロサッカー選手として20年目のシーズンを戦っている。だが、その道のりは決して平坦なものではなかった。名将からの寵愛を受けて飛躍するも、初の海外移籍で挫折を味わい、度重なる膝の怪我にも悩まされた。苦難を乗り越えながら駆け抜けた日々に、何を感じ、どんな答えを見つけてきたのか。最終回となる今回は、10チームを渡り歩いたプロキャリアでの原動力について明かした。(取材・文=小宮 良之)
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「めちゃめちゃきつい」減量生活 柔道女子48kg級の角田夏実、階級変更で直面した“4kg差”の壁
2023.07.051年後の2024年パリ五輪へ向けて、6月29日に日本の注目競技の1つである柔道で4選手に史上最速の代表内定が出された。東京五輪の金メダリストである男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)と女子52キロ級の阿部詩(パーク24)の兄妹、女子70キロ級の新添左季(自衛隊)、そして女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)だ。
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POで初優勝逃した女子ゴルフ20歳の涙 桑木志帆、4歳から二人三脚の父との想い「今に見とれ」
2023.07.03女子ゴルフの国内ツアー・資生堂レディス(6605ヤード、パー72)は19歳の櫻井心那(ニトリ)がツアー初優勝を飾って終えた。2日の最終日。櫻井とのプレーオフ(PO)で敗れた20歳の桑木志帆(岡山御津CC)は、勝者をハグで祝福した後に号泣した。首位でスタートし、正規18ホールでは5バーディー、2ボギーで69。通算10アンダーまで伸ばしたが、POではバーディーが奪えず、レギュラーツアー初優勝は逃した。グリーン脇に導かれていた父・正利さんは、泣きじゃくる愛娘を見ながら「これでまた強くなると思います」と前を向いた。(取材・文=柳田通斉)
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「センスがない」と自覚、角田夏実が究めた異色の柔道 「分かっていても防げない」必殺技の原点
2023.07.031年後の2024年パリ五輪へ向けて、6月29日に日本の注目競技の1つである柔道で4選手に史上最速の代表内定が出された。東京五輪の金メダリストである男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)と女子52キロ級の阿部詩(パーク24)の兄妹、女子70キロ級の新添左季(自衛隊)、そして女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)だ。
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セルティック移籍に「後悔はない」 怪我に泣いた2年半、水野晃樹が間近で見た中村俊輔の凄さ
2023.07.02競争の激しいプロサッカーの世界で、20年以上にわたってキャリアを積み重ねられるのは限られた選手にのみ与えられる栄誉だ。今季からJ3のいわてグルージャ盛岡に所属する37歳の元日本代表MF水野晃樹も、2004年に高卒ルーキーとしてJリーグデビューを果たして以来、プロサッカー選手として20年目のシーズンを戦っている。だが、その道のりは決して平坦なものではなかった。名将イビチャ・オシムからの寵愛を受けて飛躍するも、初の海外移籍で挫折を味わい、度重なる膝の怪我にも悩まされた。
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国立大で「柔道が好き」と思えた 30歳角田夏実、パリ五輪内定に導いた出会いと“4kg減”の決断
2023.07.011年後の2024年パリ五輪へ向けて、6月29日に日本の注目競技の1つである柔道で4選手に史上最速の代表内定が出された。東京五輪の金メダリストである男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)と女子52キロ級の阿部詩(パーク24)の兄妹、女子70キロ級の新添左季(自衛隊)、そして女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)だ。
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世界が称賛する前人未到のキャリア 車いすテニス界レジェンドの原点(GROWINGへ)
2023.06.30「スポーツから学ぶ、成長のヒント」GROWING byスポーツくじ。今回は、4大大会(全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープン)で歴代最多の50勝(シングルス28勝、ダブルス22勝)を挙げ、パラリンピックでは4個の金メダル(シングルス3個、ダブルス1個)を獲得するなど長年にわたって車いすテニス界の第一人者として活躍された国枝慎吾氏が登場する。史上最高のテニスプレーヤーの一人として称される、かのロジャー・フェデラーも一目置くレジェンドは今年1月、世界中に惜しまれながらコートを去った。9歳で車いす生活となった少年は、どのように車いすテニスと出会い、その後、前人未到のキャリアを築くことになったのか。前編では、最強の男の原点を探る。
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なぜ、水野晃樹はオシムに愛されたのか コーチを咎めた「分からずに叱るな」の言葉にあった答え
2023.06.29競争の激しいプロサッカーの世界で、20年以上にわたってキャリアを積み重ねられるのは限られた選手にのみ与えられる栄誉だ。今季からJ3のいわてグルージャ盛岡に所属する37歳の元日本代表MF水野晃樹も、2004年に高卒ルーキーとしてJリーグデビューを果たして以来、プロサッカー選手として20年目のシーズンを戦っている。だが、その道のりは決して平坦なものではなかった。名将イビチャ・オシムからの寵愛を受けて飛躍するも、初の海外移籍で挫折を味わい、度重なる膝の怪我にも悩まされた。苦難を乗り越えながら駆け抜けた日々に、何を感じ、どんな答えを見つけてきたのか。
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高校3年間の部活を「楽しかった」と振り返れるか 知日家ドイツ人が伝えたい勝利より大切なこと
2023.06.27サッカー・Jリーグで横浜フリューゲルスや浦和レッズなど、4クラブの監督を務めたゲルト・エンゲルス氏は、1993年のプロ化以降、日本サッカーの急速な発展を当事者として見続けてきたドイツ人指導者だ。しかも初来日した当初は滝川第二高校サッカー部のコーチを務め、近年は女子サッカーの強豪INAC神戸レオネッサを率いるなど、Jリーグ以外の日本サッカーの姿も熟知している。
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井岡一翔、無用な騒動に掻き消されたもの 日本人屈指の魅力だからこそ「もったいない」
2023.06.26ボクシングのWBA世界スーパーフライ級新王者・井岡一翔(志成)が25日、世界王座返り咲きから一夜明け、都内の所属ジムで会見した。前夜は東京・大田区総合体育館で行われ、前王者ジョシュア・フランコ(米国)に3-0の判定勝ち(115-113、116-112×2)。試合前は大麻成分検出の騒動、相手の2.9キロの体重超過が物議を呼んだ。リングでは34歳の高い技術力が光っただけに、もったいないと思わせる一戦だった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「お前はジダンのつもりか!?」 月給9万の高卒1年目、水野晃樹が名将オシムに出会えた幸運
2023.06.25競争の激しいプロサッカーの世界で、20年以上にわたってキャリアを積み重ねられるのは限られた選手にのみ与えられる栄誉だ。今季からJ3のいわてグルージャ盛岡に所属する37歳の元日本代表MF水野晃樹も、2004年に高卒ルーキーとしてJリーグデビューを果たして以来、プロサッカー選手として20年目のシーズンを戦っている。だが、その道のりは決して平坦なものではなかった。名将からの寵愛を受けて飛躍するも、初の海外移籍で挫折を味わい、度重なる膝の怪我にも悩まされた。苦難を乗り越えながら駆け抜けた日々に、何を感じ、どんな答えを見つけてきたのか。第2回では清水商からギリギリでプロ入りを果たした水野が、今も忘れられないイビチャ・オシム監督からの叱責や練習中の光景を振り返った。(取材・文=小宮 良之)
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スポーツ賭博が子どものスポーツに与える影響 5年で31兆円超が賭けられた米国の恩恵と問題点
2023.06.25「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「スポーツ賭博が子どものスポーツに与える影響」について。
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井岡一翔、全てを語った4分14秒の本音 大麻成分検出の大騒動「そこは履き違えないでほしい」
2023.06.24ボクシングのWBA世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日、東京・大田区総合体育館で行われ、同級6位・井岡一翔(志成)が前王者ジョシュア・フランコ(米国)に3-0の判定勝ち(115-113、116-112×2)した。試合前は井岡の大麻成分検出騒動、フランコの体重超過による王座剥奪とゴタゴタ続き。大きな物議を呼んだ中、試合後は自身の話題について、ファンやメディアも含め「そこは履き違えないでほしい」と4分14秒に渡って本心を語った。戦績は34歳の井岡が30勝(15KO)2敗1分け、27歳のフランコが18勝(8KO)2敗3分け1無効試合。(観衆3617人)
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「速いけど技術が足りない」の評価は日本のみ ドイツ人指導者が指摘、突出した個性を阻む価値観
2023.06.22サッカー・Jリーグで横浜フリューゲルスや浦和レッズなど、4クラブの監督を務めたゲルト・エンゲルス氏は、1993年のプロ化以降、日本サッカーの急速な発展を当事者として見続けてきたドイツ人指導者だ。しかも初来日した当初は滝川第二高校サッカー部のコーチを務め、近年は女子サッカーの強豪INAC神戸レオネッサを率いるなど、Jリーグ以外の日本サッカーの姿も熟知している。