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「14→0」に変わりそうな今年のNHKマイルC クロフネ、エルコンドルパサー…昔は「マル外」がとにかく強かった

朝日杯勝ち馬との相性は

 実はNHKマイルCは外国産馬にG1の門戸を開いたというよりも、マイル以下の距離に適性の高い3歳馬に対して創設したG1という意味合いの方が強かった。近年ではまさにその傾向が出ていて、桜花賞に出走した馬が上位争いはしたものの、オークスでは距離が長いのでこちらへ出走。2歳時は朝日杯FSを勝って(好走して)マイル適性を示したものの、3歳牡馬クラシック路線を歩み、皐月賞からここへ出走、というケースも多い。

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 昨年はそのパターンに該当していたジャンタルマンタルとアスコリピチェーノの決着。朝日杯FSの勝ち馬と阪神JFの勝ち馬がぶつかったのだから、順当な結果だったということだろう。

 朝日杯FSの勝ち馬がNHKマイルCへ出走したケースはどのくらいあったのか、気になったので、過去10年を調べてみると、アドマイヤマーズ(1着)、グレナディアガーズ(3着)、ドルチェモア(12着)、ジャンタルマンタル(1着)と4頭しか出走例がない。今回はアドマイヤズームが最初から皐月賞は視野に入れず、ここを目標に調整してきた。NHKマイルCのトライアル、ニュージーランドTではクビ差の2着で3歳の始動は悪くない。

 第30回で節目の今年。22頭の特別登録の中にマル外は1頭。しかも22頭の中では除外対象となっており、今年もマル外不在でのレースになりそう。ただ、重賞ウイナーはアドマイヤズームを含めて10頭もおり「3歳マイル王決定戦」にふさわしいメンバーが集まったのではないだろうか。

(井内 利彰 / Toshiaki Iuchi)

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井内 利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。競馬予想TV!(フジテレビONE)に出演中。JRAの競馬場、ウインズのイベントに出演し、JRA主催のビギナーズセミナーの講師としても活躍。著書に「競馬に強くなる調教欄の取扱説明書」「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」などがある。

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