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【現地記者の目】村田諒太戦を予想 挑戦者が電話取材で語った「ムラタの弱点」とは

結論は「村田の大差判定勝ち」

 そんなシナリオを避けるべく、村田がやるべきことは何か。いつも通りにプレッシャーをかけ、シンプルにワンツーを繰り出して行く実直なスタイルは変わるまい。早いうちから良いタイミングで右をヒットすれば、中盤頃には押し潰すようにストップ勝ちに持ち込むことは十分に可能だろう。留意すべきは、多くのことが理想的には働かず、長期戦になったとしても、決して手足を止めないことだ。後半に入っても相手との距離を縮められる心身のスタミナさえ残っていれば、うまさはあってもインパクトに欠けるブラントにずるずると複数ラウンドを奪われることはないはずである。

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「非常にいいトレーニングを積めている。練習したことを出して、その結果が良いものになると信じている。自信を持ってリングに上がるだけです」

 そんな村田本人の言葉を信じるなら、サイズ、パワー、大舞台での経験で勝る王者がやはり有利。“内容が大事”と言われ続けている世界レベルでのテストマッチで、プロキャリアのハイライトとなるような会心のKO勝利を飾ることも考えられる。例えそうならなかったとしても、エンダムとの第1戦での苦い経験がここで村田にとって大きく生きてきて、最後は明白な判定勝利に繋げると見る。

【予想】村田の大差判定勝ち

(杉浦 大介 / Daisuke Sugiura)

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杉浦 大介

1975年、東京都生まれ。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、ボクシング、MLB、NBAなどを題材に執筆活動を行う。主な著書に「日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価」(KKベストセラーズ)、「イチローがいた幸せ」(悟空出版)。

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