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【アジア大会ライター取材日記】5人制選手がぶっつけ出場 新種目の「バスケ3×3」

連日、熱戦が繰り広げられるアジア大会。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開する。4日目は3つの競技のかけ持ち取材を敢行。東京五輪に初採用された「バスケットボール3×3」とは、いったいどんな競技なのか――。

東京五輪で正式種目に採用されたバスケットボール3×3【写真:平野貴也】
東京五輪で正式種目に採用されたバスケットボール3×3【写真:平野貴也】

東京五輪の新採用競技、5人制選手が練習なしのぶっつけで出場

 連日、熱戦が繰り広げられるアジア大会。「THE ANSWER」では現地で取材するライター・平野貴也氏による取材日記を展開する。4日目は3つの競技のかけ持ち取材を敢行。東京五輪に初採用された「バスケットボール3×3」とは、いったいどんな競技なのか――。

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 取材第4日は、3つの競技をかけ持ち取材しました。アジア大会は、総合競技大会。専門誌など各競技に専念する取材陣もいますが、多くの記者は複数の競技をかけ持ちしています。多くの競技は、ゲロラ・ブン・カルノ競技場の周辺に点在する会場で行われていて、シャトルバスなどで会場間を移動し、かけ持ち取材をしています。

 私は、テコンドー、バドミントン、バスケットボール3×3のかけ持ち取材をしました。テコンドーの男子63キロ級に出場した本間政丞選手(ダイテックス)は、まさかの初戦敗退。「頭が真っ白になってしまった。こんなことは初めて。みんな、応援に来てくれて、結果でしか応えられないと思っていたのに……」とショックを隠しきれない様子でした。一方、バドミントンは、女子団体で48年ぶりの金メダルを獲得して盛り上がっていました。

 さて、今回お伝えするのは、バスケットボール3×3(スリーバイスリー)です。ゴールが1つしかなく、常にゴール前の攻防が見られる競技です。東京五輪で正式種目に初採用されることが決まり、アジア大会でも初めて実施されることになりました。出場資格は23歳以下。新しい種目が積極的に採用されるところもアジア大会の面白さの一つです。3×3は新しい種目で、日本もまだ専門的なプレーヤーは少ないです。長谷川誠監督は「能力が高いから」と5人制バスケットの選手から代表を選出しました。

 しかし、思わぬ事態が起きていました。女子の代表に選出されていた栗林未和選手(富士通)が骨折。復帰を待っていましたが、回復が間に合いませんでした。代わりの選手は、大会出場に必要なチェックを受けていなければなりません。そこで長谷川監督は、5人制の代表に選出されている馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車)に5人制と3人制のかけ持ち出場を打診。初戦の2日前に聞かされた馬瓜選手は「そういうことあるんだ? と驚いたけど、正直、やってみたい気持ちもあって楽しみではあった」と快諾。20日に話を聞き、21日に5人制、22日に3人制と連日の出場。21日の5人制の試合後に3人制のボールを初めて触り、フォーメーションを試合当日の朝に覚え、ぶっつけ本番で試合に臨んでいました。

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