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【ライター現地取材日記】世界最悪の渋滞の町で始まった「アジア大会」って何?

非五輪種目も含めて40の競技が一斉に開催される【写真:平野貴也】
非五輪種目も含めて40の競技が一斉に開催される【写真:平野貴也】

ホッケー女子は“渋滞なし”の攻撃で大量点

 さて、大会は18日に開会式を終えて、19日に多くの競技が一斉にスタートしました。私が最初に取材したのは、女子ホッケーです。日本は、初戦で台湾に10-0で圧勝しました。ホッケーの魅力は、スピード感です。5得点を挙げた永井葉月選手(ソニー)の正確で速いシュートは、圧巻でした。また、河村元美選手(コカコーラ)も、相手のスティックに足を取られても負けない強さでシュートを打ち切り、4得点と活躍しました。

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 ホッケー日本代表は、男女ともに開催国枠での東京五輪出場が決定。女子は、7月のワールドカップで世界4位のニュージーランドを破るなど、着々と力を付けています。台湾戦でチャンスメークを繰り返した石橋唯今選手(南都銀行)は「ランクの高くない相手(※日本14位、台湾52位)だと、相手が守るので、ゴール前のサークル内に人が多くてスペースがなく、シュートをブロックされます。だから、パスをつないでボールを速く動かすことで、相手を動かして隙を作るやり方で戦って、上手くできたと思います」と攻略の手ごたえを語ってくれました。スペースがなく、ブロックされる……どこかで聞いたような話ですが、渋滞……いや、停滞することのない攻撃で大量点を奪いました。

 また、いずれ書きますが、アジア大会は、競技や国によって、大会の位置付けが異なり、フル代表ではないチームもあります。しかし、ホッケーの日本女子代表は、初優勝に向けてガチンコモード。インド(9位)、韓国(10位)、中国(11位)とランクが上の相手もいますが、石橋選手は「優勝できれば、東京五輪に向けて良い出だしになると思います」と力強く語ってくれました。

 明日以降も現地の情報をお届けします。下手な日記を読むくらいの温かい気持ちで目を通し、様々な競技に関心を持ってもらえれば、嬉しく思います。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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